APEXプレイヤーが使うべきマウスは?プロ/ストリーマーが使っているマウスの特徴
チーム型バトルロワイヤル系FPS「APEX Legends」は、日本国内でのプレイ人口も多いゲームタイトル。操作方法としてはPCゲームで主流のキーボード+マウス、もしくはゲーム機で主流のコントローラーの2種類に大別されます。
PCゲームとしてのAPEX Legendsをプレイする場合には、キーボード+マウスでの操作を選択されるケースも多いのですが、その過程で「どういったマウスを選ぶのか?」が、戦績を左右する要素として重要視されることがあります。
どういったマウスが適しているのか?という問いに対しては、使い手の好みもあるので明確な答えが出ません。ですが、多くのプレイヤーが参考にするAPEXのプロやストリーマーが使うマウスであれば何かヒントが見つかるのかもしれません。
この記事ではAPEXをプレイするプロやストリーマーと彼らが使っているマウスを紹介しつつ、APEX界隈ではどういったマウスが人気なのかを解説していきます。
キーボード+マウス操作のAPEX Legendsはマウス選びも重要
マウスで射撃操作を行う多くのFPSゲーマーにとっては、自分に合うデバイス選びに余念がありません。より忠実な操作が可能なキーボード、より相手の動きが見えるモニター、より周囲の音を聞けるイヤホン…そして射撃時の正確なAIMコントロールを可能にするマウス。
マウスはPCゲームならではの入力機器の一つとも言え、PCゲームをする上では欠かせないデバイスです。このマウス選びがゲーマーの中で話題になることも珍しくありません。より使い易くて勝利に近づけるマウスが常に模索されています。
腕前に定評のあるプロやストリーマーのデバイスが参考にし易い
中でもマウス選びに余念がないのは、ゲーム中のパフォーマンスを競うプロゲーマーやストリーマーの方々かもしれません。彼らはゲーム内での高いパフォーマンスを発揮することで収入を得ており、ゲームをするために使用するデバイスは仕事道具となります。
マウスも例外なく仕事道具の一つになります。仕事道具の良し悪しによって収入を左右するのですから、彼らが選ぶマウスというのは優れた道具であることが予想されます。
APEXプロプレイヤーと使用しているマウス
では、プロゲーマーはどのようなマウスを使用しているのか?現役、元プロの方も含めて、紹介していきたいと思います。
なお、詳細な時期や期間については記録に残っていないこともあるので、あくまで過去~現在において使用歴のあるマウス紹介となります。
alelu(あれる) × Logicool G PRO X SUPERLIGHT
引用元:https://www.youtube.com/channel/UCmzRNMuC3LAGRq2TtDySycg
「NEXT TIME」→「HandmadePotion」→「DeToNater」などのチームにプロとして所属。DeToNater所属時にApex Legends Global Series Summer Circuit#1 にて1位を獲得しています。
2020年9月にプロから引退。ストリーマーへ転向した後、2022年8月に「FENNEL」のコンテンツプロデューサーとして加入。
そんなalelu(あれる)氏が使っているのは、ロジクール製の軽量モデルのマウス。時期によってモデルは異なっていますが、現在は重量63g未満の「PRO X SUPERLIGHT」を使っているとされています。
ゆきお × Razer DeathAdder V3 Pro など
引用元:https://twitter.com/YukioFPS
2020年6月~2021年1月の約6か月間「CrestGaming」に所属。このときはまだ高校生でした。プロとして活動期間中にALGS Summer Circuit #2で日韓1位を獲得するなど、大きな結果も残しています。現在は「RIDDLE」に所属しています。
【40個】ゲーミングマウスコーディネーターが知人に合うマウスを選ぶだけの動画
ゆきお氏は過去のYouTubeにて、40個のマウスを紹介する動画をアップロードしています。マウスは左クリックを多用する関係で、消耗品になるデバイス。買い替え頻度も高く、その都度色々なマウスを試すということは珍しくありません。
ゆきお氏が選ぶマウスのポイントとしては、第一に軽さとのこと。「Razer DeathAdder V3 Pro」も過去に使われていたマウスのひとつで、重量も64g程度と軽いのが特徴です。
1tappy × Finalmouse Starlight 12 Phantomなど
引用元:https://riddle.info/1#member
過去に「V3 Esports」→「DetonatioN Gaming」に所属し、2023年1月に「RIDDLE」に移籍。2021年のUUUM主催「超絶Apex Tournament」にて優勝をはじめ、様々な大会で高い成績を残しており、日本No.1のキーマウ選手とも言われています。
使用しているマウスについてはいくつかあり、「Finalmouse Starlight 12 Phantom」「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」「HyperX Pulsefire Haste」などを使われているとのこと。
Finalmouse Starlight 12 Phantomとなると40g台のマウスになるので、他の軽量型ゲーミングマウスと比較しても30%以上軽いマウスになります。
APEXストリーマーと使用しているマウス
次に主にストリーマーとして活躍している方のマウスを紹介します。
aceu × Finalmouse Ultralight 2
引用元:https://www.sentinels.gg/content-creators
2019年の「Apex Legends Preseason Invitational」の優勝者。現役時代はNGRに所属しており、その後ストリーマーに転向。2022年11月に「Sentinels」へと移籍。
Aceu氏の使用デバイスに関しては過去記事においても紹介していますので、そちらも参考にしていただければと思います。
マウスに関してはFinalmouse社製の物を使う傾向にあります。限定モデルであった「Starlight Pegasus」や「Starlight Pro Sサイズ」など、いずれも軽量モデルのマウスを使用しています。
SHAKA(釈迦) × Logicool G PRO X SUPERLIGHT
引用元:https://www.youtube.com/channel/UCjg5-lUiUzdmzzBRY9Xqrhw
現役時代は「DeToNator」のAlliance of Valiant Arms(AVA)、Overwatch部門に所属。現在はDeToNatorのゼネラルマネージャーに就任し、個人ストリーマーとしても活動中。
AVAでは通算18回優勝などの成績を残しており、日本国内のFPSゲーマーなら知らない人はいないレジェンド的存在です。そんなSHAKA(釈迦)氏が使っているのは「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」と言われています。
関優太(StylishNoob) × Logicool G PRO X SUPERLIGHT
引用元:https://zetadivision.com/players/%E9%96%A2%E5%84%AA%E5%A4%AA
元「DeToNator」所属。現役時代はスペシャルフォース2、Overwatch部門で活躍し、「Overwatch World Cup 2016」では日本代表キャプテンを務めました。現在は「ZETA DIVISION」に所属しています。
関優太(StylishNoob)氏が現在使っているマウスは、「Logicool G PRO X SUPERLIGHT」と言われています。それ以前は同じロジクール社のG PROを使っていたので、より軽量なモデルへと乗り換えた形になります。
渋谷ハル × Razer Viper Ultimate
引用元:https://www.youtube.com/channel/UChLfthKoUV502J7gU9STArg
Neo-Porteの運営兼所属VTuberタレント。APEX Legendsを始めとしたFPS・TPS系ゲームにて配信を行っており、他のVTuberとのコミュニティ大会に参加しています。
そんな渋谷ハル氏が使っているとされているのが、「Razer Viper Ultimate」です。重量は74gとなっており、ここまで紹介したマウスの中ではやや重めです。
ゲーミングマウスは年々軽量化されている
ゲーミングマウスの中にはボタンの少ないFPS向けと、ボタンの多いMMO向けのマウスの2種類があります。ボタンという部品が少ない分FPS向けのゲーミングマウスの方が軽量化しやすいです。
ただどちらのタイプのゲーミングマウスにしても、現在のトレンドは軽量化です。実際にマウスを手に取るプロやストリーマーを含めたユーザーも、軽いマウスを好むようになっています。軽量化のために肉抜き加工されることも珍しくないです。
逆にウェイト調整するマウスは、ほぼ見かけなくなりました。
まとめ│マウスは抵抗が少なく軽い方が良い
マウスを操作する上で余計な抵抗が生じると、素早くて精密な動作を阻害されてしまいます。
かつてのマウスには移動量を読み取るための重たいボールが内蔵されており、現在のように軽々とは操作できませんでした。光学式マウスの登場によって重量と抵抗が軽くなり、より精密な動作も可能になりました。
次にマウス操作で抵抗を感じるようになったのが、ケーブルの存在。複雑な操作をするうちにケーブルが折れ曲がったりして、余計な反発力が生じてマウス操作を阻害し始めます。これを解決するためにケーブルを宙に吊るす「マウスバンジー」も登場しました。
ワイヤレスマウスが主流になった現在、マウス操作で生じる抵抗は重量となります。操作のローセンシ化によって移動量と速さが増加していくにつれて、マウス重量による慣性力が無視できないものとなったのです。
もちろん使い手となるユーザーによって手の大きさなどが違うので、手にした時のフィット感も重要。その上で同じ形状のマウスを使うのであれば、軽い物を選んだ方が手首への負担も少なく、マウス操作が楽になります。
目安としてはワイヤレスで80g以下のマウスが、プロやストリーマー御用達のマウスとして人気です。もちろん軽いマウスの利点を生かせる設定や環境を整える必要がありますが、マウスの軽さを武器とすることで他のプレイヤーとの差別化が可能になります。