リアルタイムレイトレーシングを体験しよう! 最新版Windows 10 + GeForce RTX 20でゲームがもっとリアルに
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リアルタイムレイトレーシングを体験しよう! 最新版Windows 10 + GeForce RTX 20でゲームがもっとリアルに
2018年は新型のPCパーツが多数登場し、ハードウェアの進歩が著しい一年となりました。Windows 10搭載PCに乗り換えるとどんな新しい技術が使えるようになるのかをご紹介していますが、今回取り上げるのはリアルタイムレイトレーシング。
Windows 10の最新版で追加された「DXR(DirectX Raytracing)」と、それをサポートするGeForce RTX 20シリーズの登場で実現した新技術で、物の映り込みや反射、環境光や影などがより正確に描写され、これまで以上に美しいグラフィック表現が可能になります。
具体的な効果などはAKIBA PC Hotline!で解説されており、その中からポイントになる部分をご紹介します。
最新版のWindows 10とGeForce RTX 20シリーズの登場で実現したリアルタイムレイトレーシング
反射や影がよりリアルに、BATTLEFIELD Vで効果を確認
BATTLEFIELD Vでは、主に映り込みなどでリアルタイムレイトレーシングの効果が確認できます。これまでの描画方法(ラスタライズ)でも映り込みや反射は表現できましたが、画面内に表示されていないものは描画できず、ソフト側のテクニックでカバーしている状態でした。
レイトレーシングは光がどう進み反射するのかを計算して描画するので、画面に映っているもの以外の影響も計算され描画されるので、水面への映り込みや、ガラスへの反射などが正確に描画されます。
BATTLEFIELD Vの場合、下記の画像では兵士の下半身しか画面に表示されていませんが、水面へ反射した兵士の像は上半身まで描画されています。これがラスタライズで描画したえ場合だと、水面には画面に表示されている部分しか反射しないため、水面に反射する兵士の像は下半身のみになったりします。
このあたりの処理が、これまでの描画方法とレイトレーシングの大きな違いになります。
BATTLEFIELD Vでの参考画像。これまで水面への反射などはリアルに見えるよう疑似的に描かれていましたが、リアルタイムレイトレーシングは反射を計算して正確に描画する方式に変わります。
グラフィックのレベル自体もアップ、Sandy Bridge時代のゲームと現在のゲームを比較
リアルタイムレイトレーシングを除いても、現在のゲームは大きく強化されており、並べて比べるとその違いが良くわかります。下記の画像はBATTLEFIELD 3とBATTLEFIELD Vの画質を比較したもの。BATTLEFIELD 3はグラフィックの表現に優れるゲームとして当時発売され、今見ても悪くは感じないレベルのものですが、BATTLEFIELD Vの画像と直接比較すると、現在のゲームが進化していることがわかります。
BATTLEFIELD Vではモデリングのレベル自体が高いこともありますが、陰影のつけ方や質感表現など、より写実的な方向に進化していることがわかります。
BATTLEFIELD 3(左)とBATTLEFIELD V(右)の画質比較
なお、BATTLEFIELD 3が発売された当時は、Core i7-2600Kが人気CPUだった時代。当時のビデオカードGeForce GTX 480を組み合わせてBATTLEFIELD 3を遊んだ場合、フルHD/最高画質の重いシーンでのフレームレートは40fps程度となっていました。ちなみに、BATTLEFIELD 3をCore i9-9900K + GeForce RTX 2080の最新鋭PCで遊んだ場合、同じシーンのフレームレートは200fps前後となります。
ゲームのグラフィックの進化に合わせ、ハードウェアの方も大きく進化しています。
BATTLEFIELD 3を遊んだ際のフレームレート。左はCore i7-2600K + GeForce GTX 480環境、右はCore i9-9900K + GeForce RTX 2080環境。
まとめ
今回ご紹介したように、Windows 10の時代になってゲームのグラフィックもかなり進化しています。これから新しくPCを組んだり、購入するといった方は、リアルタイムレイトレーシング対応の可否などもチェックしてから選んでみてはいかがでしょうか。美しいグラフィックを楽しむのなら、最新PC環境がおすすめです。
AKIBA PC Hotline!は こちら!