ゲーム実況におすすめのオーディオインターフェース10選&選び方のコツ
ゲーム実況にオーディオインターフェースが必要な場合
オーディオインターフェースという機材は、本来レコーディングやミックスなど音楽の制作などに使用される機材です。では、なぜ音楽製作を行うための機材がゲーム実況で必要となるのでしょうか? パソコンを使用するゲーム実況においてオーディオインターフェースが必要となる最大の理由は、より高音質で本格的なマイクを使用できることにあります。
オーディオインターフェースには、通常パソコンには接続することができない入力端子「XLR端子(キャノン端子)」とファンタム電源という機構を搭載していることが多いため、コンデンサーマイクなどの本格的なマイクを接続し、より高音質で低遅延な状態で録音することが可能となります。
オーディオインターフェースの種類と選び方
オーディオインターフェースといっても商品によって入力端子の形状や数、搭載する機能などはさまざま。ここではオーディオインターフェースに搭載される機能などを6つの段階に分けて解説。自身の環境に合った商品の選び方をご紹介します。
マイクの種類
オーディオインターフェースの導入を検討する際に一緒にマイクを購入する方も多いかと思いますが、使用するマイクによってオーディオインターフェースに必要な機能は変わります。
ダイナミックマイクであれば多くの製品で使用することが可能ですが、ダイナミックマイクに比べ、マイクと口の距離を離すことができるコンデンサーマイクを使用する場合は「48Vファンタム電源」に対応したオーディオインターフェースを購入しましょう。
音質
音のやり取りを行う機材であるオーディオインターフェースには、製品によって録音することのできる音質が変動します。音質がどう違うのかについてはビットレートとサンプリングレートという数値で判断でき、対応するビットレートとサンプリングレートの数値が高いほど音質が良くなります。
ゲーム実況に使用する製品ではあまり大きな差はありませんが、最低でも24bit(ビットレート)/96kHz(サンプリングレート)の製品、より音質を求めるのであれば24bit/192kHzの製品を選ぶと良いでしょう。
入出力端子
オーディオインターフェースを選ぶ際に重視するポイントのひとつに、入出力端子の形状や数があります。通常、オーディオインターフェースにはギターなどを接続するために使用される標準フォーン端子や、マイクなどを接続するために使用されるXLR端子、また、その両方が接続できるコンボジャックなどの端子が用意されています。
この端子の形状や数はオーディオインターフェースによって異なっているため、マイクを何本使用するのか、ギターなどの楽器を接続する予定があるのか、といった用途に合わせて選ぶ必要があります。
搭載機能
一部のマイクで必須となるファンタム電源のような機能のほかに、オーディオインターフェースでは製品ごとにさまざまな機能が搭載されている場合があります。
現在では配信ソフトや録画ソフトが高性能になり、ゲーム音声とマイク音声のミックスが可能になったためゲーム実況においては必須な機能ではありませんが、オーディオインターフェースに入力された音声をミックスし、パソコンに入力する「ループバック機能」を搭載したものなどがあります。
また、一部の製品ではマイクの音声にコンプレッサーやリバーブといったエフェクトを設定することができるツマミやボタンを搭載しているものも存在します。
付属ソフトウェア
初心者向けのオーディオインターフェースには、DAW(Digital Audio Workstaion:デジタル・オーディオ・ワークステーション)と呼ばれるソフトが付属している場合があります。
これはパソコンを使った音楽制作に必要となるソフトのため、ゲーム実況には必要がありませんが、音楽制作にも挑戦してみたい方はDAWが付属する製品の購入を検討してみてもよいでしょう。
価格の目安
オーディオインターフェースの価格は製品によってさまざまで、1万円前後で購入できる製品から3万円から5万円程度の製品、さらには10万円以上の製品まで存在します。ゲーム実況に使用するオーディオインターフェースの価格としては1万円から3万円程度が目安となるでしょう。
ゲーム実況におすすめのオーディオインターフェース10選
これまでオーディオインターフェースの種類や機能を紹介してきました。ここからはゲーム実況にも使用できるおすすめのオーディオインターフェースを見ていきましょう。
YAMAHA:AG03
YAMAHAが販売するUSBオーディオインターフェース機能搭載の配信用ミキサーです。音楽音声用の3チャンネルに対応し、ボリューム操作がしやすい60mmフェーダーを搭載しています。配信用ミキサーオーディオインターフェースの定番アイテムとして知られています。
音質 | 24bit / 192kHz |
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入出力端子 | モノラル(MIC/LINE):1( ヘッドセットマイク( プラグインパワー) 入力含む)、ステレオ(LINE)/ モノ(GUITAR):1、USB IN:1、AUX IN:1、MONITOR OUT:2、PHONES:2( ヘッドセットヘッドフォン出力含む) |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | Cubase AI |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000737465/ |
YAMAHA:AG06
AG03と同じくYAMAHAが販売する定番の配信用ミキサーオーディオインターフェースです。音楽音声用の6チャンネルに対応しています。
音質 | 24bit / 192kHz |
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入出力端子 | モノラル(MIC/LINE):2(ヘッドセットマイク(プラグインパワー)入力含む)、ステレオ(LINE):2、USB IN:1、AUX:1、STEREO OUT:1、MONITOR OUT:1、PHONES:2(ヘッドセットヘッドフォン出力含む) |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | Cubase AI |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000737464/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Steinberg:UR12
SteinbergのURシリーズエントリーモデル製品です。基本的な機能を搭載し価格を1万円程度に抑えられているため、ゲーム実況で使用する1台目のオーディオインターフェースにも向いています。
音質 | 24bit / 192kHz |
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入出力端子 | MIC(XLRコネクター)×1、Hi-Z×1、LINE OUTPUT(RCA)×2、PHONE×1、USB2.0端子×1、5pin microUSB端子 |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V |
付属ソフトウェア | Cubase AI、Cubasis LE |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000731451/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Steinberg:UR22C
URシリーズの定番機種UR22mkIIの後継機で、DTMなどでも使用される最新のオーディオインターフェースです。USB3.1に対応したことで、32bit/192kHzという優れた音質で録音・再生が可能です。
音質 | 32bit/192kHz |
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入出力端子 | アナログ入力:2 Combo、マイク入力:2 (D-PRE)、HI-Z 入力:1、アナログ出力:2、ヘッドフォン端子:1 |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | Cubase AI、Basic FX Suite、REV-X、Guitar Amp Classics、Cubasis LE、dspMixFx UR-C |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0001214641/ |
TASCAM:US-2×2-CU
引用元:価格.com
オーディオインターフェースの基本的な機能を搭載した比較的安価な製品です。サンプリングレートは96kHzですが、ゲーム実況としては十分な音質です。初心者向けにターゲットを絞った製品のため、初めてのオーディオインターフェースにも向いています。
音質 | 24bit/96kHz |
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入出力端子 | マイク入力/インストゥルメント入力/ライン入力 IN 1-2 切り替え、ライン出力/TRS標準ジャック、ヘッドフォン出力/ステレオ標準ジャック |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V |
付属ソフトウェア | Cubase LE |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0001032695/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
TASCAM:SERIES 102i
初心者向けのUS-2×2-CUとは反対に、音質を重視したオーディオインターフェースです。価格は比較的高価になりますが、ループバックや内蔵エフェクトを搭載し、ホームレコーディングにも対応しています。
音質 | 24bit/192kHz |
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入出力端子 | バランス入力対応コンボジャックXLR/TRS端子×2、S/MUX光入力端子により8入力(最大10入力)へ拡張可能、8 入力@44.1k/48kHz, 4 入力@88.2k/96kHz, 2 入力@176.4k/192kHz、18mW+18mW ステレオ標準ジャックヘッドホン出力端子×2、MIDI IN/MIDI OUT端子 |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | Cubase LE/Cubasis LE、AmpliTube TASCAM edition、T-RackS TASCAM edition、NeutronElements |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0001178198/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Roland:RUBIX-22
Rolandの定番オーディオインターフェースです。ループバック機能やエフェクト機能はないものの、ゲーム実況に必要な基本的な機能は搭載しています、
音質 | 24bit/192kHz |
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入出力端子 | INPUT(1L、2R)端子:XLRタイプ(バランス、ファンタム電源DC 48V、6mA Max. *1)、INPUT(1L、2R)端子 *2:TRS標準タイプ(バランス)、PHONES端子:ステレオ標準タイプ、OUTPUT(1L、2R)端子:TRS標準タイプ(インピーダンス・バランス)、MIDI(IN、OUT)端子 |
搭載機能 | ファンタム電源48V |
付属ソフトウェア | Ableton Live Lite |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000969037/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Roland:Rubix24
RUBIX-22の上位機種となるオーディオインターフェースです。価格はRUBIX-22に比べると高くなるものの、ループバック機能やコンプレッサーが内蔵されています。
音質 | 24bit/192kHz |
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入出力端子 | INPUT(1L、2R)端子:XLRタイプ(バランス、ファンタム電源DC 48V、6mA Max. *1)、INPUT(1L、2R)端子 *2:TRS標準タイプ(バランス)、PHONES端子:ステレオ標準タイプ、OUTPUT(1L、2R、3L、4R)端子:TRS標準タイプ(インピーダンス・バランス)、MIDI(IN、OUT)端子 |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | Ableton Live Lite |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000989900/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Zoom:UAC-2
USB3.0を採用したオーディオインターフェースです。USB3.0を採用したことにより低レイテンシ、バスパワーで安定して動作します。
音質 | 24bit/192kHz |
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入出力端子 | INPUT1/2 仕様XLR/TRS コンボジャック(XLR:2 番ホット TRS:TIP ホット)、ファンタム電源+48V、OUTPUT L/R:仕様TRSフォンジャック(バランス)、PHONES: 仕様標準ステレオフォンジャック |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V、内蔵エフェクト |
付属ソフトウェア | UAC-2 MixEfx |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0000775986/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
Scarlett:solo 3rd Gen
Focusriteの定番オーディオインターフェースScarlettの最新機種です。入出力端子は非常にシンプルになっていますが、ゲーム実況においては必要以上の機能を備えています。
音質 | 24bit/192kHz |
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入出力端子 | マイク入力:1、ライン/楽器入力:1、メインアウト(フォーン):2 ※ステレオ1系統、ヘッドフォンアウト |
搭載機能 | ループバック機能、ファンタム電源48V |
付属ソフトウェア | Avid Pro Tools | First Focusrite Creative Pack、Ableton Live Lite、XLN Audio Addictive Keys、Softube Time and Tone Bundle、Focusrite Red Plug-in Suite、Focusrite Plug-in Collective、Three Month Splice Sounds Subscription |
参照サイト | https://kakaku.com/item/K0001183604/?lid=pc_ksearch_kakakuitem |
まとめ
オーディオインターフェースに関する機能や選び方、オーディオインターフェースを使用するメリットについてご紹介してきました。オーディオインターフェースがどんな場面で必要となるのか、またどんな機能があるのかを知っていただけたのではないでしょうか。
今回ご紹介したオーディオインターフェースの選び方や、おすすめ製品を参考にゲーム実況に挑戦してみてください。