FF14の推奨スペックとおすすめグラボ・CPU・ゲーミングPCまとめ【漆黒のヴィランズ】
FINAL FANTASYシリーズのナンバリングタイトルにして、数少ない国産MMORPGでもあるFF14:漆黒のヴィランズ。サービス開始より7年以上経過していますが、今でも人気のタイトルです。
ゲームとしてはPS4でも楽しめますが、そのグラフィックを楽しむのであればPCでのプレイがオススメ。FFXIVのプロデューサー兼ディレクター 吉田直樹さんもオンラインでのプレイが魅力だと語られています。
ですが、どんなPCでも快適にプレイできる訳ではありません。むしろゲームがまともに動かない、起動しないというトラブルが起きやすいのもPCゲームの特徴。PCでゲームをするのに適したPC、グラフィックボード=グラボを搭載したゲーミングPCが必要となります。
では「FF14を快適にプレイできるゲーミングPC」とは具体的にどういう物なのか?この記事ではベンチマークのスコアを参考にし、FF14が快適にプレイできるゲーミングPCについて解説いたします。
FF14:漆黒のヴィランズを遊ぶための推奨スペック
FF14:漆黒のヴィランズを遊ぶためには、ゲーム機が必要です。PS4はその代表例ですが、Windowsを搭載したPCをゲーム機として動かすことで遊ぶことも出来ます。しかしWindows搭載PC全てにおいて遊べるわけではないのです。
FF14:漆黒のヴィランズの必要動作環境・スペック
FF14はPS4でもプレイ可能なゲームタイトル。ただしPS4は性能が統一されていますが、PCの性能は所有しているユーザーによってバラバラです。極端な話ゲームを起動できないPCというケースもあります。
そこでWindows版では事前にゲームをプレイできるPCのスペックを知る事が出来るよう、必要動作環境が公開されています。以下が2021年3月時点での必要動作環境となります。
必要動作環境 | |
---|---|
OS | Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit |
CPU | Intel® Core™i5 2.4GHz 以上 |
メインメモリ | 4GB以上 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 60GB以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® Geforce® GTX750以上 AMD Radeon™ R7 260X 以上 |
画面解像度 | 1280×720 |
インターネット | ブロードバンド接続 |
通信ポート | ルーターを利用している場合は、下記の番号でパケットが通過できるようポートの設定を行ってください。 [使用する可能性があるポート番号]TCP:80, 443, 54992~54994, 55006~55007, 55021~55040 |
サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード |
DirectX® | DirectX® 11 |
FF14:漆黒のヴィランズの推奨動作環境・スペック
正直なところ必要動作環境でのプレイというのは、「本当に必要最低限の動作が確保されている」という水準で快適とは言い難い物です。画質も荒く、映像の滑らかさにも欠けています。
FF14はそのグラフィックの良さ、キャラクターの動作や躍動感がウリのゲームタイトル。その醍醐味を体感するためのPCをこれから用意されるという方は、推奨動作環境以上のPCを用意する事をオススメします。
推奨動作環境 | |
---|---|
OS | Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit |
CPU | Intel® Core™i7 3GHz 以上 |
メインメモリ | 8GB以上 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 60GB以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® Geforce® GTX970 以上 AMD Radeon™ RX 480 以上 |
画面解像度 | 1920×1080 |
インターネット | ブロードバンド接続 |
通信ポート | ルーターを利用している場合は、下記の番号でパケットが通過できるようポートの設定を行ってください。 [使用する可能性があるポート番号]TCP:80, 443, 54992~54994, 55006~55007, 55021~55040 |
サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード |
DirectX® | DirectX® 11 |
FF14:紅蓮のリベレーターの必要動作環境・推奨動作環境
漆黒のヴィランズより1つ前の拡張ディスク「紅蓮のリベレーター」の動作環境は以下の通りになっています。必要動作、推奨動作共に条件は同じなので、紅蓮のリベレーターにおいて推奨動作環境をクリアしていたのであれば、買い替え等の必要性はありません。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS | Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit |
Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit Windows® 8.1 64 bit, Windows® 10 64 bit |
CPU | Intel® Core™i5 2.4GHz 以上 | Intel® Core™i7 3GHz 以上 |
メインメモリ | 4GB以上 | 8GB以上 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 60GB以上 | 60GB以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® Geforce® GTX750以上 AMD Radeon™ R7 260X 以上 |
NVIDIA® Geforce® GTX970 以上 AMD Radeon™ RX 480 以上 |
画面解像度 | 1280×720 | 1920×1080 |
インターネット | ブロードバンド接続 | ブロードバンド接続 |
通信ポート | ルーターを利用している場合は、下記の番号でパケットが通過できるようポートの設定を行ってください。 [使用する可能性があるポート番号]TCP:80, 443, 54992~54994, 55006~55007, 55021~55040 |
ルーターを利用している場合は、下記の番号でパケットが通過できるようポートの設定を行ってください。 [使用する可能性があるポート番号]TCP:80, 443, 54992~54994, 55006~55007, 55021~55040 |
サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード |
DirectX® | DirectX® 11 | DirectX® 11 |
FF14:漆黒のヴィランズのベンチマークソフトの使い方・やり方
必要・推奨動作環境の表というのはあくまでも目安です。最近のAMD製CPUや最新世代のCPUへの言及がありませんので、この表だけでは判断材料としては不足しています。
そこでベンチマークソフトを使って、そのPCの性能を測定し、数値化して判断するという方法があります。ベンチマークソフトはCPUやGPUへ一定条件の負荷を与えて動作させ、そのPCの処理能力がどの程度あるのかを計測する目的で使用されます。
「PCMark」や「3DMark」と言ったベンチマークソフトもあるのですが、FF14に関してはより実際のゲームに近い条件で行われる「FF14:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」が配布されています。
「FF14:漆黒のヴィランズ」ベンチマークソフトのダウンロード
「FF14:漆黒のヴィランズ」のベンチマークソフトはこちらよりダウンロードできます。ベンチマークを実行するにあたっても、起動させるのに必要な条件があります。
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク概要
対応OS | Windows 8.1 / 10(64bit日本語版) ※Windows® 8.1 以降の64bit版OSを使用し、DirectX® 11がインストールされていること ※このベンチマークソフトにはMac®版はございません。 |
---|---|
動作環境 | グラフィックカードとそのドライバーソフトがDirectX® 11に対応していること ディスプレイ画面のサイズが横1024縦720ドット以上表示できること |
ダウンロードファイル名 | ffxiv-shadowbringers-bench.zip |
ファイルサイズ | 約1.98GB |
ベンチマークのやり方
引用元:https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
先に紹介したベンチマークソフトのダウンロードページにアクセスし、ファイルをダウンロードします。この際に使用許諾契約への同意を求められ、同意するをクリックすればダウンロードが開始されます。
保存先に「ffxiv-shadowbringers-bench.zip」というファイルが出来上がっていますので、これをクリックし「全て展開」を選択します。
展開し中にあるファイルを実行すればベンチマークソフトが起動します。途中で利用規約への同意が求められますので、ここも同意しておきます。
引用元:https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
ベンチマークソフトが立ち上がると、このような画面が出てきます。右側の設定変更から画質や画面サイズを細かく設定可能。今回は実際に筆者が使っているPCにてベンチマークを実行しました。
使用しているCPUは「AMD Ryzen5 3600」、グラボは「Radeon RX480 8GB」です。RX480はGTX1060と同程度の性能を持っています。運よく推奨動作環境にも記載されているグラボです。
引用元:https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
ベンチマーク実行後の画面です。スコアが表示されており、レポート出力が可能となります。レポートはテキストデータとして出力され、平均フレームレート、最小フレームレート、各ロード時間と合計などが確認できます。実際にレポートで確認したところ、平均フレームレートが71、最小フレームレートが26となっていました。
ベンチマークスコアの目安
引用元:https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
公式ページ内においてはベンチマークスコア7000以上が非常に快適、5000以上がとても快適、3500以上が快適、2000以上が普通と表現されています。
ただしグラボの無い第10世代Intel core i3-10100搭載PCにおいても、設定を下げれば5000ぐらいのスコアは出てしまいます。
FF14を実際にプレイしているユーザーのグラボ・構成とベンチマークスコア
実際にベンチマークを行った筆者としては「画質の設定次第ではあるが、10000が最低ライン」ではないかと考えています。先に述べたグラボの無いcore i3-10100搭載PCのように、安易に設定を下げて5000のスコアが出たとしても、それではWindows版FF14の魅力を体感できないと思われるからです。
まずFF14をPS4で体験しているという方は多いと思われますが、実はPS4版が出力できるフレームレートは最大でも60fpsに制限されています。負荷の大きな場所であれば更にこの数値が下がる事になるので、滑らかな映像とは言い難いシーンも出てきます。
しかしWindows版はそのフレームレートの制限はありません。スペックが許す限り高いフレームレートを維持する事が可能なのです。また画質設定を変更する事で、より綺麗な映像を映し出す事も可能となっています。これはFF14に限らず、ゲーミングPCでゲームをプレイする事によって得られる恩恵です。
では具体的に「FF14ベンチマークで10000のスコアを出す」には、どのくらいのスペックが必要なのか?実はFF14はCPUよりGPU=グラボに重点が置かれており、なおかつスコア10000をクリアするグラボの性能は、そこまで高性能・ハイグレードな物ではありません。
「1980×1080 デスクトップ(標準品質)」「2021年3月現在において流通している」という条件であれば、GTX1650でもクリアできます。組み合わせるCPUもcore i3-10100が4コア8スレッドと、第7世代以前のi7と同等以上の性能に引き上げられていますので、求められるCPUのグレードも相対的に下がっています。
【スコア:15320】Core i5-10400F×GTX1060
リアフレに10万円で組んでもらったPC
これだけ動くなら大満足でございます😊😊#FF14 #ベンチマーク pic.twitter.com/Wp6xWioTQO— やみのくるみそ (@WalnutsBean) July 19, 2020
- win10 home
- Intel core i5-10400F
- NVIDIA GeForce GTX1060 6GB
- 1920×1080 最高品質 仮想フルスクリーンモード
第10世代のcore i5とGTX1060 6GBとの組み合わせ。core i5-10400Fは6コア12スレッドのCPUで、第7世代のcore i7-7700の性能を凌駕しています。組み合わせられたGXT1060 6GBは年代的にはやや古い物ですが、発売当初からコスパの良さから人気が高くて流通量の多いグラボであり、オンラインゲームにおいては標準的なグラボとみなされることが多いようです。
【スコア:9146】core i7-4790×GTX1650
FF14ベンチマークもやってみた。
1920×1080 仮想フルスクリーンで
最高品質 8433(非常に快適)
高品質 9146(非常に快適)
でした。 pic.twitter.com/B1Ky6u01Aq— なおきち (@nl2r) August 22, 2020
- win10 pro
- Intel core i7-4790
- NVIDIA GeForce GTX1650
- 1920×1080 高品質 仮想フルスクリーンモード
こちらも第4世代のi7ですが、組み合わされているのがGTX760Tiです。RTX3000シリーズから数えて4世代ほど古い、当時としてはミドルクラスのGPUです。性能としては「蒼天のイシュガルド」時代の物で、GTX1650よりも低いグラボということになります。標準品質でも10000越えは厳しいかもしれません。
【スコア:15238】Ryzen 9 3900X×RTX3090
Ryzen 9 3900X + RTX 3090でのFF14ベンチマーク結果。4Kで100fps安定してくれるのに、四角いマイクラでは20fpsくらいしか出ないの、もうわけがわからないよ (◕‿‿◕) pic.twitter.com/kUkbyXUdDS
— ふかふか(ゲマステ!- Gamers Station) (@FukaFuka295) November 14, 2020
- win10 home
- AMD Ryzen 9 3900X
- NVIDIA GeForce RTX3090
- 3840×2160 最高品質 フルスクリーンモード
最近になって人気となっているAMDのRyzenCPUと、2021年3月時点でGeForce最強となっているRTX3090の組み合わせです。FF14はAMD製CPU・グラボだと不利と言われるのですが、スコアは十分。画質もフルHD4枚分に相当する3840×2160の4K画質です。fpsも4Kで100fpsを安定して出せるとのことです。
【スコア:25887】Ryzen 9 5900X×RX6900XT
はい!いつものFF14ベンチマーク!
1920x1080の最高設定。
結果は「25887」
26000にぎりぎり届かなかったけど、もうスコアがインフレ状態。
CPU依存の高いゲームみたいなので、より良いCPUと組み合わせることで高いスコアが出やすいようです。 pic.twitter.com/hQqlqWHEx8— Sapphire Technology Japan (@SapphireTech_JP) December 14, 2020
- win10 home
- AMD Ryzen 9 5900X
- AMD Radeon RX6900XT
- 1920×1080 最高品質 フルスクリーンモード
AMD製CPUとグラボの組み合わせにおいて、トップクラスとなる組み合わせです。不利と言われる組み合わせですが、有り余る性能により1920×1080のフルHDでは25000以上のスコアになりました。4Kも問題ないでしょう。このクラスともなると各種パーツがハイスペックな物でないと、どこかにボトルネックが発生しベンチマークスコアの伸びが悪くなります。
FF14を遊ぶためのおすすめグラボ
ここまでFF14ベンチマークにおけるPCの構成とスコアをご覧いただきました。その中で安定してスコア10000以上を記録していた3つのグラボについて紹介します。
なおおすすめのGPU(グラボ)については、こちらの記事でもより詳しくまとめています。
CPUについてもセットで知りたい方はこちら
自作PCは、好きなGPUやCPUを組み合わせて自分だけのオリジナルのPCを作り上げることが可能です。紹介されているおすすめパーツを参考に、PCの自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか
NVIDIA GeForce GTX1060
1920×1080 最高品質 にて15000のスコアを出したグラボ。Radeon RX480やRX580と同等の性能ですが、FF14においてはよりスコアが伸びやすい傾向にあります。ちなみに内蔵ビデオメモリーが3GBモデルと6GBモデルの2種類がありますが、6GBモデルの方が性能では上です。
残念ながら現在は新品での流通はしていませんが、後継機種として「GTX1660」「GTX1660 super」「GTX1660 Ti」があります。FF14のフルHD最高品質を体感したいという方は、まずこの辺りのグラボから検討されると良いかと思います。
NVIDIA GeForce RTX3090
3840×2160 最高品質で15000のスコアを叩き出した、2021年3月時点でのGeForce最強グラボです。リアルタイムレイトレーシングが可能ですが、FF14は非対応。正直なところFF14にはオーバースペックと言えます。
AMD Radeon RX6900XT
1920×1080 最高品質 にて25000のスコアを出した、2021年3月時点でのRadeon最強グラボです。RTX3090と同様にリアルタイムレイトレーシング、4Kゲーミング対応の性能を持っています。
FF14向けグラフィックボード選びについてよくある質問
FF14をプレイするのであればGTX1060や、後継機種であるGTX1660シリーズ以上を選んでおけば間違いありません。ですがFF14以外のゲームもプレイするというのであれば、同じグラボでどの程度の動作をするのかを知っておきたいところです。
またCPUやグラボ以外にもゲーム中のフレームレートに影響を与えるパーツがあります。言い換えればどんなに高性能なグラボを搭載しても、その性能を引き出せないという事もあるのです。
GTX970やGTX1060のグラフィックボードで遊べる人気タイトルはFF14以外にある?
2021年3月現在、世界的な半導体不足と需要の高まりにより、グラボが品薄状態となっています。新品のミドルレンジグラボも、軒並み価格を上昇させており入手困難な状況。一方でネット通販及びオークションサイトでは、旧式となったGTX970やGTX1060が取引されています。これらは発売当初から人気があるグラボで、非常に多くの数が出回っており、FF14をする上で必要なスペックも満たしています。つまり安く入手し易く、コスパも良好なのです。
ではGTX970やGTX1060では、他にどのようなゲームタイトルを遊べるのか?Intel core i3-10100と組み合わせ、ゲーム解像度1920×1080 フルHD表示とした場合の、おおよそのフレームレートと共に紹介します。
まず代表的なタイトルとして挙げるとすれば「エースコンバット7」です。steam内の推奨スペックにもGTX1060(3GB)との記載があり、フルHDで100fps出せる事がNVIDIAの社内テストでも確認されています。
高いfpsが求められるバトロワ系ゲームですと「Fortnite(フォートナイト)」がLow、Middle設定で140~200fps程と、144Hz以上の高リフレッシュレートゲーミングモニターを使用しても十分な動作。「Apex Legends」はLow設定で100~120fpsとなります。「PUBG」は推奨メモリー容量が16GBで、Low設定でも場所によっては70~90fps程とやや重たさを感じる事もあります。
同じく高いfpsが求められるチーム対戦型FPS「VALORANT(ヴァロラント)」は2020年にリリースされたタイトルですが、グラボ無しのi3-10100搭載PCでも60fpsでプレイ可能という異例の軽さで、GTX1060クラスのグラボを付ければ140fpsは軽々とクリアしてくれます。「Rainbow Six:Siege」はMiddle設定でも140fps前後に落ち着きますので、こちらも動作は軽いと言えます。
総じて100分の1秒を争う競技性が高いゲームタイトルは、安定した高いフレームレートの実現と、同時にプレイ人口を確保する必要があり、新規参入を促すためスペックによるハードルは低い傾向にあります。
競技性とは対照的なタイトルとなるのが「FF15」で、推奨とされるメモリー容量が16GBと高め。グラボもGTX1060 6GBが推奨となっており、やや重たい場面はありますが設定次第を低めにする事で60fps前後でプレイ可能な水準に。この辺りからGTX1060クラスだと物足りなさを感じるようになってきます。FF15に関しても専用ベンチマークがありますので、興味のある方は事前にベンチマークにて動作確認ができます。
GPUとCPU以外に、FF14のベンチマークスコアやプレイの快適さに影響するものはなに?
PCというのはデータのやり取りをする装置です。そのデータのやり取りをする上で、一時的もしくは長期的なデータの置き場所というのが必要になります。前者の「一時的なデータの置き場所」がRAMもしくはメモリーと呼ばれ、後者の「長期的なデータの置き場所」がストレージとなります。この2つもまたゲームをプレイする上での快適さに影響を与える要素となります。
メモリー容量は16GBがオススメです。近年発表されたゲームタイトルには、RAM16GB以上を要求するケースも稀ではありますが出てきました。ただ後からメモリー容量を増やす事は簡単に出来るので、とりあえずは16GBで様子見をすればよいかと思います。
データを保存するストレージに関してはSSDが良いでしょう。これはゲームのロード時間を短縮するだけでなく、Windowsの起動速度、各種アプリの動作などにも影響が出てきますし、HDDと違って物理的な動作音も無いので静かになります。SSD向けのM.2スロットがあるなら、そちらを優先的にCドライブとして活用することでPC内の配線も少なくなりスッキリします。
Windows updateなどの事を考えると、ストレージ容量には余裕を持たせた状態で運用するのが望ましいので、可能であればOSなどが入っているCドライブとは別に、DドライブとなるSSDを用意しゲームデータと分けて運用します。その際CドライブのSSD容量は240GB程度で構いません。Dドライブ以降は2つ目のM.2スロットがあればそれを使用し、無ければ2.5インチSATA接続タイプのSSDを必要に応じて増設していく事が可能です。
まとめ
FF14は数少ない国産MMORPGの一つであり、そのサービスを開始したのは2013年の事です。新作のCPUやグラボが出た際には、その性能を確認するためFF14ベンチマークが多く使われますし、ドマ式麻雀などで話題になったりもしました。長期間に渡ってのサービス実績もあり、また「FINAL FANTASY」としてのブランド力もあるゲームタイトルです。
サービス開始当時はハイエンドなスペックが求められ、それに加えアップデートも重ねられました。ですがそれ以上にPCパーツの進化の速度が速く、現在ではミドルクラス程度のグラボとCPUがあれば快適な動作が可能に。新規参入のハードルは低くなっています。
「自分のPCで動作するかわからない」「自分のPCのスペックが分からないという」方でも、ベンチマークにてスコアを計測する事はPCの性能を理解する上でも意味があります。
FF14ベンチマークスコア10000を突破したのであれば、ゲーミングPCとしてのスペックは十分。FF14だけでなく、その他のゲームにもチャレンジしてみてください。
なおDigital DIYでは、ゲーミングPCや自作PC好きの方向けの投稿サイト「DIGITAL DIYer(デジタル ディーアイワイヤー)」も運営しています。
DIGITAL DIYerは理想のPCデスク周りを追及するクリエイティブなアイデアが集まる写真投稿サービスです。もっと深く、ゲームライフを満喫したい方はこちらのサイトにもアクセスしてみてください。