お友達系YouTuberそわんわんが新米YouTuberおとはすに伝授! 楽しく長く続けていく秘訣【後編】
十束おとはさん
アイドルグループ「フィロソフィーのダンス」メンバー。愛称は「おとはす」。ファミ通4代目ゲーマーズエンジェルとしても活動し、ゲーマーや自作PC好きアイドルとして知られている。ニッポン放送では「十束おとは自作PCの世界」などのラジオ番組を持つなど、自作PC愛にあふれた活動も注目を集めている。2020年9月23日にシングル『ドント・ストップ・ザ・ダンス』でメジャーデビュー。
YouTube「おとはすチャンネル」:https://www.youtube.com/c/otohasuchannel
Twitter:@ttk_philosophy
Instagram:https://instagram.com/otohasu/
フィロソフィーのダンスHP:https://danceforphilosophy.com
そわんわんさん
友達に話しているかのように語りかける動画が話題となり、「お友達系YouTuber」として54万人超えのチャンネル登録者数を持つ。自然体で飾らない動画が「なんか元気でる」「癒やされる」と共感を呼んでいる。最近では雑誌のモデルやエッセイの執筆など幅広く活躍中。2020年2月に発売された著書『すべてはウチらの頭の中に』に続き、新刊『そしてウチらはつながっていく』(共にKADOKAWA)が発売中。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCQQ72lKDN01Qs-3Qdtvp6XA
Twitter:@_wanco02m
Instagram:https://www.instagram.com/_wanco02m/
2020年3月に「おとはすチャンネル」を解説したフィロソフィーのダンスの「おとはす」こと十束おとはさんが、先輩YouTuberにお話を聞くという今回の対談企画。おとはさんが「会いたい!」と熱望したのは、「お友達系YouTuber」のそわんわんさん。2017年4月の初投稿から約3年で、54万人のチャンネル登録者数を獲得している人気YouTuberです。身近な友達の日常生活を見ているような動画をアップし続けていることから、「国民的同級生」とも呼ばれることも。そんなそわんわんさんが、YouTubeを楽しく長く続けてこられた理由を教えていただきました。
YouTubeを始めたきっかけは「なりすまし」
──まずはおとはさんがそわんわんさんに会いたいと思った理由から教えてください。
そわんわん:聞きたいです!
おとはす:見ていると元気になるんですよね。企画とかではなく、自然体なのに見ている皆さんから支持されているのは、そわんわんさん自身の魅力なのだろうなと。天性のものを感じます。
そわんわん:ありがとうございます。
おとはす:字幕なしで面白い動画を撮っているところにも、技術とセンスを感じますし。今日はそわんわんさんの自然体を学ばせていただければと思います!
そわんわん:見てくださったんですね。企画とかは関係なく、日常の動画を上げているだけです(笑)。今は字幕をほとんど入れていないです。
おとはす:女性YouTuberさんの中では異質な存在ですよね。身体一つで戦っている、その感じに憧れています!
そわんわん:ほんまに涙が出そうです。もうなんでも聞いてください!
──YouTubeを始めたきっかけを教えてください。
そわんわん:高校を卒業したときに、私のなりすましみたいな人が現れたんですよ。高校時代に友達のTwitterにふざけて動画をリプライしたら、1万リツイートされてバズってしまったということがあって、そのときの動画を誰かが「そわんわん」という私の中学のときからのあだ名を名乗ってYouTubeに載せていたんです。3人ぐらいチャンネル登録している人がいました(笑)。
おとはす:謎の3人!(笑)
そわんわん:そのとき私はYouTubeは音楽を聞くアプリだと思っていたくらいだったんですけど、友達から「YouTubeやり始めたん?」と聞かれたので「そわんわん」で検索してみたら、その謎のチャンネルが出てきて。「こわっ!」と思いながらも、「ニセモノがやるくらいなら本人が始めるわ!」と思い、そこからYouTubeを始めて今に至るという感じです。
──それはすごいエピソードですね。YouTuberを職業としてやっていこうと考えたタイミングはいつだったのでしょうか?
そわんわん:期間限定のバイトをやっていて、ちょうど終わるときにYouTubeの収入が安定し、良いタイミングだったのでやめました。そのときのチャンネル登録者数は 5万人くらいです。始めてから半年で1000人くらいだったのですが、寝起きに撮ったメイク動画を配信したらめっちゃバズって、1週間でチャンネル登録者数が1万人になりました。
メイク動画でバズるまでは、YouTubeはきちんと企画を考えて、撮影するためにお化粧して髪の毛も整えなきゃと思っていたんです。でも、「遊びに行くわけでもないのにだるいな」と、寝起きのままメイク動画を上げたらバズったので、「素を出したほうがいいんだ、しかもラクやな」と思い、今のスタイルになりました(笑)。
123万人以上が視聴した2017年10月公開の日常メイク動画。初期は簡単な字幕入りhttps://www.youtube.com/watch?v=EFTd8ijN_II
──現在、チャンネル登録者数が54万人を超えましたが、これだけ増えると大変なこともあるのでは?
そわんわん:あまり変わらないです。
おとはす:え! 本当ですか?
そわんわん:始めた当初からすべてのコメントを見て「いいね!」を押していて、その作業が増えたなという実感はありますけど、気持ちとしてはあまり変わっていないです。
おとはす:電車とかに乗っていたら、声かけられません?
そわんわん:あ、盗撮とかはあります。でも、「あー、ヤバイヤバイヤバイ」「ダメダメダメダメ」みたいに言って、やめてもらいます(笑)。
おとはす:「やめてください!」とかでなく、動画と同じような雰囲気でやんわりと伝えるんですね。
そわんわん:そうですね。普段からあまり変わらないかもしれません。でも、「盗撮は軽く犯罪やで」とかはいいますけど(笑)。
おとはす:キツイ言い方じゃないから、会った方みんなが好きになっちゃいますね。
無理をせず「日常」を撮るだけで面白い
──おとはさんからそわんわんさんに聞きたいことはありますか?
おとはす:たくさんあります! 長く続けるためのモチベーションはどんなことだったんですか? チャンネル登録者数って急激には上がらないじゃないですか。この記事を読んでくださっている方の中にも、最近YouTubeを始めた方もいらっしゃると思うんです。伸び悩んで企画も底をついてきたときに、「どうしよう」と悩む時期をどう乗り越えたのか知りたいです。
そわんわん:モチベーションというか、私はまずそこまで高望みしていないんですよ。動画を1本出して結果が出ることはほとんどないので、あまり求めすぎなかったのがよかったのかもしれないですね。結果が出なくてもやめたらそこで終わりなので、続けるしか道がなかったというか。あとは、他のYouTuberさんの動画はあまり見ないです。見ると比べてしまうので、自分の動画だけ見てあまり考えずラフに続けています。
おとはす:そこがすごいですよね。「次のネタはどうしよう」とか思ってしまいませんか?
そわんわん:朝起きて洗顔してスキンケアをするという、毎日のルーティーンをただ撮影しているだけなので、ネタとかはないんです。
おとはす:そうなんですよね。ただただディズニーランドに行くだけの動画が成立しているのが本当にすごいと思いました。しかもすごく面白かったです。
そわんわん:ありがとうございます。日常の一部を切り取った動画はよく上げていますね。
おとはす:毎日カメラを回しっぱなしですか?
そわんわん:そうかもしれないです。でも、めちゃめちゃラクですよ。意気込んでもいないので、毎日回していてもストレスにはなっていないです。
おとはす:その意気込んでいない感じがいいんですよね。
──もともとポジティブな性格だったんですか?
そわんわん:もともとこういう感じだったかも。あまり悩まないかもしれないです。何か言われても「別によくね?」みたいな感じでやり過ごせています。
おとはす:それは強い!
そわんわん:大体のことは「別によくね?」で解決できます(笑)。私はきっと、自己中なんですよ。自分が良かったらそれでいいので、別に何とも思わないです。
おとはす:素晴らしい〜!
そわんわん:もちろん傷つくこともあるので、それもすべて動画で話します。「うちだって傷つくんやで」って(笑)。私の動画は見てくださる人が共感してくれることが多いので、それが長く見てもらえている一つの理由かなとは思います。
──確かに「共感できる」というコメントがとても多いですよね。
そわんわん:美容動画のYouTuberさんたちは、すっぴんと言いながらもうっすらメイクをしていたり、ライティングに気を遣っていたりすると思うんです。私はドすっぴんを上げているので、「女は実はこうなんや」という感じで共感してもらえるのかもしれないですね。
おとはす:それはやろうと思ってもなかなかできないです。
そわんわん:ラクですよ! 企画考えるよりもめっちゃラク(笑)。
おとはす:それには「腕」が必要だなと思います。すっぴんからメイクしている動画で、こんなにずっと見ていられるのはそわんわんさんだからだと思います。
──おとはさんはアイドルですから、確かに難しいですよね。
おとはす:アイドルじゃなかったとしても、自分を良く見せようという考えが浅はかだったなと、今の話を聞いて反省しました。私はライトを3つくらい使っていますから。
そわんわん:人のダメなところを見ると好きになりません? 人間らしいというか、隙を見せてくれていると思うと嬉しくなるんです。おとはさんも、「いつもはこんなに頑張っているけど、こういう一面もあるよ」という姿をたまに見せてくれたら、さらに好きになってしまう方がいるんじゃないかなと思います。
おとはす:深い!
機材にこだわりはないけれど、自作PCに興味アリ?
──動画をどのように制作されているのか、機材などについても教えてください。
そわんわん:「撮ろう!」と思ったらカメラを回して、できるだけその日か次の日にアップします。朝にモーニングルーティンを撮ってその日のうちに上げたら、「そわちゃん今日の朝、こんなんやったんや」と身近に思ってもらえるかなと。パソコンはMacbook Proで、編集は「iMovie」を使っています。カメラは電気屋さんで「おすすめ」と書いてあったものを買いました(笑)。
おとはす:それはもう間違いないですよね!
そわんわん:「おすすめやから絶対いいやん」って(笑)。ソニーのビデオカメラです。モーニングルーティンや寝る前の動画など、ラフに撮りたいときや旅行に行ったときにはスマホで撮影することもあります。機材のこだわりはあまりないですね。最低限のことができたらいいかなという感じです。
そわんわんさんが購入した電気屋さんおすすめのソニーのハンディカム
おとはす:そしたらもう、絶対に自作PCとかは興味ないですよね(笑)。
そわんわん:そもそも自作PCという言葉を初めて聞きました! 自分でパソコンを作るなんてすごくないですか? 頭が良くないとできないと思います。
おとはす:私とそわんわんさんは、気質がまったく違うからこそ惹かれるのかもしれません。だから自作PCを無理におすすめはしないです(笑)。
そわんわん:でも、少し興味はありますよ。
おとはす:本当ですか? いつか一緒に「自作PC組んでみた」を、「DIGITAL DIY」の企画でやれたらいいですね(笑)。
そわんわん:ぜひお願いします!(笑)
──以前、「自作初心者女子と組んでみた」という企画をやったことがあるのですが、実は初心者でもできるくらい簡単なんですよ。
そわんわん:私をなめたらだめですよ(笑)。本当に簡単なことができないんですから。
おとはす:テレビの配線はできますか?
そわんわん:できる人を呼びます。
おとはす:うーん(笑)。
そわんわん:9割おとはさんにやってもらって、私はできたものを部屋のいい場所に置く、というのをやりたいです。
おとはす:それでも十分です。やりましょう!
予算が少なくても大丈夫! 自作初心者女子が5万円でPCを作ってみた! |
https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/4282/ |
──普段、YouTubeを見るのはパソコンですか? それともスマホですか?
そわんわん:スマホですかね。そもそもあまりYouTubeを見ないです。
おとはす:それすごいですよね。他の人がどうやって撮っているのか気になりません?
そわんわん:気になりません(笑)。自分が良ければ良くないですか? そのほうが幸福度は上がると思うんです。
おとはす:それは絶対そうだと思います。
正反対に見える2人の共通点は、相談しないタイプ
──そわんわんさんの1日のタイムスケジュールを教えてください。
そわんわん:私、12時までにはなるべく寝たいんですよ。夜は病むじゃないですか? いろいろと考えちゃうので、夜は12時までには寝て、朝7時に起きたいんです。それから朝ごはんを食べてボーッとして、8時位からYouTubeを撮ります。編集はお昼くらいまでに終わらせて、午後からは遊ぶか、他のお仕事をさせていただくという感じです。
おとはす:え? 午前中で編集まで終わらせるんですか?
そわんわん:そうです。私、編集めっちゃ早いんです。字幕も入れていないですし、ほぼカットだけです。音楽も毎回一緒のものを入れているので、2時間くらいあれば終わります(笑)。
おとはす:YouTuberさんでこういうタイムスケジュールの方はあまりいないですよね。
そわんわん:珍しいかもしれないですね。夜型の方が多いですから。
おとはす:12時までに寝ていることも意外でした。
そわんわん:寝たほうがいいですよ、12時までに。心も身体も健康になりますよ。
おとはす:確かにそわんわんさんは、メンタルに安定感があります。
そわんわん:私、常にメンタルを安定させておきたいんです。
おとはす:現代社会でこんなに安定している人はそうそういないと思います。お休みはあります?
そわんわん:言い換えれば毎日が休みみたいなものですよね。毎日仕事といえば仕事だけど、YouTubeは趣味感覚なので。私は極力頑張りたくないんです。もちろん頑張るときは頑張りますけど、できるだけラフに生きたいと思っているので。
ただ、怠けないように、「YouTubeの投稿の間隔を空けていいのは3日まで」という最低限のルールは決めています。休んでいいのは3日だけで、4日以上は休まない。そのルールは今までずっと守っています。
おとはす:ネタが尽きないのがすごいです。
そわんわん:とりあえずメイク動画を上げていますから(笑)。
おとはす:それでもすごいと思います。コンスタントにアップして、こんなに元気に朗らかに続けられている人、他にいないと思います。
そわんわん:夜12時までに寝ていますから(笑)。
おとはす:私もなるべくそうしよう!
そわんわん:スマホも寝る2時間前位は触らないほうがいいと思います。だって、ネットを見てもいいことはほぼほぼ書いてないじゃないですか(笑)。絶対に寝る前には見ないほうがいいです。私は寝る前はリビングにスマホを置いておくか、電源を切ります。
おとはす:その自制心の強さが大事なんですね。
そわんわん:メンタルが安定していないときにインタビューとかを受けると、余計なことや思ってもいないことを言ってしまうような気がするんです。いつもはきちんとできるお仕事も、態度が悪くなってしまったりすることが嫌だから、常にメンタルを安定させて物事を判断できるようにしておきたいんですよね。
おとはす:プロですね。
そわんわん:仕事だけじゃなく、人間関係もトラブるじゃないですか。それが面倒くさいんですよ。できるだけトラブルを起こしたくないですから。
おとはす:とんでもない人格者じゃないですか。「ラクしたいから」とおっしゃるけど、本当にプロフェッショナルなんですね。私も12時までに寝るようにしたいと思います。夜は考え過ぎちゃうことも確かに多いですから。
そわんわん:でも、アイドルの方だとSNSも仕事の一つですもんね。私はスマホの世界と現実を分けて考えるようにしています。
おとはす:それでも落ち込むことはありますか?
そわんわん:ありますよ。そういうときは自分にめっちゃ優しくします。欲しいものを買っておいしいごはんを食べて、ベッドで寝ながら、「うちってかわいそうやな」と自分を慰めます(笑)。
おとはす:一晩寝ると治ります?
そわんわん:なんやかんや言ってもこのお仕事をしていたいから頑張ろうと思います。結局やるしかないですから。あとは、動画で「うちは昨日病みました」って言います(笑)。
おとはす:それは強い。人に相談はしますか?
そわんわん:あまりしないですね。自分が頑張るかやめるかで解決できるから、相談はしないです。
おとはす:そこは私と一緒です。私も相談しないタイプです。
そわんわん:ああ、でも心配。追い詰められてそうで心配。
おとはす:(爆笑)。
そわんわん:アイドルのみなさんのことはよくわからないですが、人の集まりは大変そうというイメージがあるので、一人でやるよりも人間関係でしんどいこともあるのかなと。
おとはす:フィロソフィーのダンスは幸いにして動物園みたいなグループなので(笑)、メンバー全員、とても接しやすいです。
そわんわん:それなら良かった!
長く続ける秘訣は、頑張りすぎず素を出すこと
おとはす:長く続けるための秘訣は、考えすぎないことと楽しんでやることですかね。
そわんわん:あとは他人の意見を聞きすぎない。いろいろな人の意見を聞いてしまうと何をすればいいのかわからなくなるし、そこでまた悩んじゃいますよね。「アドバイスしたのになんで言ったことをやってくれないの?」みたいに思われるのもだるいですから、適当でいいと思いますよ!
おとはす:その適当さ加減が絶妙なんでしょうね。
そわんわん:ハードルを上げすぎないほうが絶対にいいです。最初から頑張るとそれが普通になってしまうので、少し休んだだけで「今日はさぼったね」とか言われたらしんどいじゃないですか。だから私は初期からテロップも入れていないんです。1回入れたらずっと入れなくちゃならないじゃないですか。無理無理(笑)。
おとはす:それ強すぎですよね。私も字幕やめてみるか……(笑)。
そわんわん:難しいかもしれませんけど、やっぱりファンの方はおとはさんのプライベートも見たいと思います。だから普通にラーメン食べてる動画でいいんじゃないですかね?(笑)「今日は頑張ったから、ご褒美で深夜にラーメン食べる」という動画を上げれば、親近感が湧くと思います!
おとはす:テロップはいらないですか?
そわんわん:いらないです!(笑)
おとはす:少し頑張らない方向でやってみます。あ、でもメジャーデビューしたばかりなので、アイドルは頑張ります(笑)。それ以外はなるべく頑張らないようにします!
そわんわん:私は目標をなるべく低くして、それができたら自分にご褒美をあげていますから。ハードルを高くすると、できなかったときに自分で自分を苦しめるじゃないですか。それ、やめたほうがいいと思います!!!
おとはす:今日イチの大きい声で言われた(笑)。
おとはすチャンネル」のガジェット紹介動画。毎回丁寧にテロップを入れている
https://www.youtube.com/watch?v=PrXRihL5lQY
──テクニカルなことよりもメンタル面のアドバイスになってしまいました(笑)。
そわんわん:趣旨からどんどん外れていきましたね。
おとはす:自己啓発セミナーみたいな(笑)。でも、どんなお仕事も長く続けていくためには、技術よりもメンタルと人間関係が最重要ですよね。計算してやるのには限界がありますし。これだけそわんわんさんが長く愛されているのは、頑張りすぎず素を出しているからみんなが好きになるんだなと。今日お会いして実感しました。
そわんわん:いいまとめです!(笑)
──そわんわんさんは最近では本を出版されたり、モデルをやられたりと大活躍ですが、今後、どのようなことをしてみたいですか?
そわんわん:YouTubeを始めてから、「自己肯定感が高い」と言われるようになったんです。それまでは「自己肯定感」という言葉も知らなかったんですけど。みんな、「そんなことどうでもよくない?」ということで悩んでいるんですよね。それから、「私なんか」と自分を下に見るような言い方をする人が多いなと。J.Y.Parkさんも言ってましたよ!「特別じゃなかったら生まれてこない」って!(笑)
だから自己肯定感が低い子や、「私なんか」と思ってしまう子たちに何か伝えられたらいいなと思っています。あとは洋服が好きなので、洋服のお仕事がたくさんできたらいいですね。あと、大きいお家に住みたいです!(笑)
おとはす:一軒家ですか?
そわんわん:一軒家か2LDKに住んでみたいです。
おとはす:結構謙虚だった!(笑)2LDKはすぐにでも住めますよね?
そわんわん:まあ、そうなんですけど(笑)。大きい家に住むと自分の居場所が広がるので、心の余裕も生まれるような気がするんです。おとはさんは今後、どんなことをしてみたいですか?
おとはす:やっとメジャーデビューできたので、たくさんの方に知っていただきたいです。個人的にはもっとゲームをやっていきたいなとも思っています(笑)。あとは、今日そわんわんさんとお話して、頑張らないことを意識して生きていこうと思いました。
私はハードルを高めに設定して、それを自分一人でどうにかしようとして、YouTubeも大変なことになっているんですけど(笑)。いい意味で、あんまり頑張らなくてもいいのかなと。それから、「12時に寝る」ですよね(笑)。
そわんわん:それで7時に起きる(笑)。めっちゃいいですよ! 私は鳥の声で起きますから。鳥の声で起きて、歯を磨いてニュース見ながら占いをチェックしています。
おとはす:え? 占い気にします?
そわんわん:めっちゃ気にします。運勢が12位とかだったときには、「見なきゃよかった」と思います。
おとはす:そこは気にするんだ!(笑)
──それぞれYouTuberとしての目標はありますか?
そわんわん:やっている限りはチャンネル登録者数100万人いきたいというのはあります。いずれいけたらいいですね。
おとはす:私は登録者数の目標はないですが、ガジェットオタクなので、いろいろな機材を買って楽しく遊べたらいいなと。編集の技術やカメラの良し悪しなど、YouTubeをやりながらガジェットで遊びたいです。
そわんわん:それは強みですよね。個人の仕事が増えそう。私もおとはさんに教えてもらいたいです。
おとはす:一緒にやりたいですね! そわんわんさんは話していて安定感があるから楽しいです。自分にないものというか、現代人にないものを持っている方だから惹かれるんだと思います。
そわんわん:ありがとうございます! 「現代人にないもの」とはよく言われます(笑)。今日、お話できて本当によかったです!
お会いした瞬間からその場が明るくなるような、そわんわんさんの朗らかなキャラクターは動画のイメージそのまま。「ハードルを高く設定しない」「頑張りすぎない」「12時には寝てメンタルを安定させておく」といった、普段から心がけていることにプロフェッショナルな一面を感じました。チャンネル登録者数100万人達成の際には、またぜひ取材させてください。
一方、アイドルでありながらゲームや自作PC、ガジェットなど多方面に興味を持つおとはさん。YouTubeも企画から編集まですべて一人で行う多才ぶりですが、今回の対談でそわんわんさんから学んだ「頑張りすぎないこと」を心がけつつ、YouTubeを続けていくそうです。もしかしたら……ラーメンを食べるおとはすの動画も見られるかもしれません。そして、「DIGITAL DIY」では、お二人による「自作PC作ってみた!」企画をいつか実現できればと思っています。
PHOTO BY_橋本千尋
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