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    前回に引き続きビデオカメラの知識についてご紹介していきます。今回は、ビデオカメラで扱われる「動画」について話していきましょう。皆さんが何気なく見ている「動画」には、実は色々な種類があります。動画を編集する際にも必要な項目がたくさん出てきますので、是非とも覚えておいてください。
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動画撮影に使われるビデオカメラ、知識として覚えて実際の撮影に臨もう!<動画編>

  • DATE
    2018.07.04
  • WRITTEN BY
    あおい

>> 関連記事 :動画撮影に使われるビデオカメラ、知識として覚えて実際の撮影に臨もう!<音声編>

そもそも動画ってどんなもの?

動画の細かいことを説明する前に、そもそも動画ってどうゆうものでしょうか?ここでポイントになるのが動画を二つに分けて考えること。一つは画像、一つは音声です。映像はテレビやモニターに映され目で捉えるもの。音声はスピーカーから流れて耳で捉えるものですね。動画について理解するには、この二つを合わせて動画となることを理解しておきましょう。それでは、映像と音声についてそれぞれ説明していきます。

 

 

 

動画(画像)の原点はパラパラ漫画

動画(以下、動画は画像部分を指します)の原点は19世紀末頃にまでさかのぼります。もちろん、現代のように電子機器によって映し出すというものではありませんが、スコープの中を覗き込んで、その中の絵が動いて見えるというものです。実は、この動いて見える原理自体はこの時代から現代まで変わっていないのです。仕組みは簡単で、少しずつ変化を付けた絵を何枚も用意し、それを連続的に切り替えることによって動いて見せるという手法です。

筆者も昔はやったことがありますが、ノートの端に絵を書いてパラパラとページをめくると動いているように見えるという「パラパラ漫画」を作ったことはないでしょうか。これがまさに動画(画像)の原点といえます。この原理がビデオカメラにも使われていますし、映画やアニメでも採用されているんですね。

 

 

 

動画(画像)は複数の画像の集合体でできている

前述したとおり、動画(画像)はパラパラ漫画のように複数の画像が連続的に流れることで動いて見えるものです。この画像ひとつひとつのことを「1コマ」または「1フレーム」と言います。

ビデオカメラやスマートフォンなどで動画撮影をする際に30pや60pなどの設定を見たことはありませんか?これは、動画を一秒間を何フレーム(コマ)で撮影するかという設定になります。専門用語で言うとフレームレート(fps)と呼びます。例えば「30」は30fps、つまり一秒間に30枚の画像が切り替わる動画ということになります。

 

 

 

フレームレートの種類

フレームレートには24fps、30fps、60fps、120fps、240fpsなど様々な種類があります。秒間毎のフレーム数は多い方が動きはスムーズに見えますので高い数字の方が良いと思ってしまいがちですが、実は一概にそうとは言えません。最近ではカメラの性能も向上し、とてもキレイな動画を撮影することが出来るようになりましたが、その代わりに動画の容量はどんどん増えてしまいます

30fpsと60fpsを比べた場合、単純に倍の画像がある訳ですから、それだけ容量も増えてしまいます。また、fpsを上げすぎても人間の目の認識能力には限界がある為、普通に「動画」として捉えるには24~30fps程度あれば問題ないとされています。

 

 

 


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高フレームレートの必要性とは?

では、逆に120fpsや240fpsなどの高フレームレートの動画は何の為に存在するのでしょうか?その理由のひとつが「ハイスピード動画」です。ハイスピードと言うと2倍再生や4倍再生など早回しをイメージしてしまうかもしれませんが、その逆です。つまりスローモーションを表現する時に使われるのがハイスピード動画です。

例えば、ドラマ等でキーマン同士がすれ違うシーンや、格闘シーンで拳や蹴りをスレスレで避けるシーンなど、緊迫感や臨場感を出す際にスローモーションを使ったり、CMで水の流れや雫が水面に落ちる際にできるクラウン(王冠)形状を写したり等、様々な映像表現として使われています。

これを30fpsの動画から作成してしまうと、スローモーションにした時にカクカクの動画になってしまいます。その為、ハイスピードカメラを使ってより多くのフレームを捉えておくことで、スロー再生した時により滑らかに見せることができる訳ですね。言葉だけではイメージが付きにくいですので、実際に見てみましょう。

左側が30fpsで撮影したもの、右側が120fpsで撮影したものです。この通り、等倍速で再生した時はフレームレートの違いは目立ちません。

こちらも30fpsと120fpsで撮影したものです。今度は再生速度が20%(5分の1)のスロー再生となります。如何でしょうか?30fpsで撮影したものはカクカクしていますよね。逆に120fpsで撮影したものは、スロー再生にしてもスムーズです。

 

 

 

ドロップフレームとノンドロップフレーム

先にフレームレートの話をしましたが、30fpsや60fpsなど種類があることをお伝えしました。これらは切りの良い数字ですが、実は29.97fpsや59.94fpsなど切りの悪いフレームレートが存在します。30fpsや60fpsがノンドロップフレームと呼ばれ、29.97fpsや59.94fpsがドロップフレームと言われます。どちらも誤差の範囲なので正直どちらでも良いのですが、基本的にビデオカメラで扱われるのはドロップフレームとなります。

仕様書などで見ると30fpsと書かれていても「※実際は29.97fpsです」などの注釈があったりします。では、なぜこんな中途半端な数字になったのでしょうか。その理由は、映像が白黒だった時代までさかのぼります。当時のテレビ放送は白黒で放映されていましたが、時代の進化と共にカラー放送が可能となりました。しかし、白黒放送の状態のままカラー映像を流したところ映像と音がズレてしまうことに気付きます

時間にして1時間に約3.6秒となるそうです。白黒と比べカラーになることで情報量が増えているので、そのまま放送すると映像が遅延してしまうそうです。これを修正する為に、フレームレートを29.97とすることで音ずれが無くなった為、この数字が規格として定められました。

 

 

 

プログレッシブとインターレース

あまり聞き覚えがない言葉かもしれませんが、動画には「プログレッシブ」と「インターレース」という言葉があります。これを理解する為に「走査線」というものを知っておきましょう。走査線とは、テレビやモニターに映像を表示する際の横長の画像と思ってください。

映像を表示する際にはこの走査線が縦に並ぶことで映し出しています。720pや1080pという言葉を聞いたことはあるでしょうか?この数字が有効走査線数と言われており、走査線が720本、もしくは1080本並んでいるということになります。

 

□ プログレッシブ方式

プログレッシブ方式は、1回の表示で画面の全ての走査線で映像を表示する方式です。この方式は容量が大きくなりますが画面のちらつき抑えることができますので、一般的にはパソコンなど動きが少ない際の表示に向いています。現在はパソコンでアニメや映画を見ることも方も多いので「静止画向け」というのは語弊があるかもしれませんが、プログレッシブ方式が静止画表示に強いのは事実です。

 

□ インターレース方式

インターレース方式は、走査線を奇数列と偶数列と分け、1フレーム毎に偶数列と偶数列を交互に表示する方式となります。プログレッシブ方式に比べて容量を節約できる為、地デジなどデータ転送帯域(データを転送できる大きさ)が限られる環境において有効となります。

>> 関連記事 :動画撮影に使われるビデオカメラ、知識として覚えて実際の撮影に臨もう!<動画ファイル編>

 

 

 

まとめ

如何だったでしょうか?今回は専門用語が多く難しいと思われたかもしれません。テレビや映画など「見る」だけであればこの知識はほぼ必要ないですが、動画を編集したり制作したりする時は、場合によって必要になってきます。ここでは紹介しきれていない部分も多いので、気になる方はいろいろと調べてみてくださいね!次回は動画の「音声」と動画形式についてお伝えしていきます。

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