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    自作PCを組む上で欠かせない「マザーボード」の役割やスペック表の読み方、選び方について解説します。選び方を間違えるとせっかく買ってきたCPUが使えなかったり、後で機能を追加しようと思ってもできなかったりする可能性があるので、この記事でマザーボードについてしっかり学んでおきましょう。
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自作PCを組む上で欠かせない「マザーボード」の役割やスペック表の読み方、選び方について解説します。選び方を間違えるとせっかく買ってきたCPUが使えなかったり、後で機能を追加しようと思ってもできなかったりする可能性があるので、この記事でマザーボードについてしっかり学んでおきましょう。

>> 関連記事 :目指せ脱初心者!PCパーツごとの役割を知ってスペックを読み解こう【CPU編】

■ CPUなど他のPCパーツはすべてマザーボードに乗せて使う

  • マザーボードは数十センチ四方の基盤

マザーボードは数十センチ四方の「板」のようなもので、PCパーツの中ではちょっと地味な存在ながら、縁の下の力持ちのような存在です。マザーボードのマザーは「母親(Mother)」という意味です。まさにマザーボードは自作PCにとって、母親のように各パーツを束ねる存在なのです。

 

  • CPU、メモリ、グラフィックボード、SSDなどのパーツはすべてマザーボードでつながっている

CPU・グラフィックボード・メモリなど全てのPCパーツは、マザーボードを通してつながっています。CPUやメモリが直接データをやり取りすることはありません。すべてマザーボードの回路を通してデータがやり取りされます。

また各パーツへ直接電力を供給するのもマザーボードの役割の1つです。電源パーツからマザーボードへ電力が供給され、それをCPU、メモリ、グラフィックボード、HDD/SSDに振り分けています。

 

■ マザーボードのスペックを読み解く上で重要な2つの知識

マザーボードのスペックにおいてもっとも重要なのは「CPUソケット規格」です。自作PCを組む際にここを間違えてしまうと、CPUかマザーボードを買い直すはめになってしまうので、しっかり理解しておきましょう。

 

  • CPUソケット規格

CPUソケット規格は、CPUとマザーボードをつなぐ接続箇所の規格のことです。Intel/AMDというCPUメーカーごとに異なる規格を用いているので、IntelのCPUにAMD向けのマザーボードは使えませんし、その逆も同様です。自作PCを組む際にはまずCPUを決めて、そのCPUに合うソケット形状を採用したマザーボードを選ぶようにしましょう。

 

・IntelのCPUソケット規格

LGA1151v2(現行)、LGA1151、LGA2066、LGA1150など

 

・AMDのCPUソケット規格

Socket AM4(現行)など

現在のIntelのCPUソケット規格は「LGA1151v2」です。前世代の「LGA1151」とソケット形状は同じですが、互換性はないので注意が必要です。

 

  • マザーボードのサイズ規格

マザーボードは各メーカーが自由なサイズで作っているわけではなく、いくつかの物理的なサイズ規格が存在します。自作PCで主流となっているのは以下の3種類で、特にATXとMicroATXが売れ筋となっています。

 

・ATX(305mm×244mm)

 拡張性が高くゲーミングPCやオーバークロックに向いている

 

・MicroATX(244mm×244mm)

 一般的なPC向け

 

・Mini-ITX(170mm×170mm)

 小型のPC向け

マザーボードのサイズとPCケースのサイズは合わせなければいけません。Mini-ITX用のPCケースに、それより大きいATXのマザーボードは設置することができません。ATXのマザーボードは拡張性が高く、後からさまざまなPCパーツを追加で載せるのに適しています。ただ、そのぶんPCケースが大きくなってしまうため、トータルの費用は少し高くなります。MicroATXでも一般用途としては十分な拡張性を持っていますが、オーバークロックやハイエンドグラフィックボードを使うような場合は、ATXにしておいた方が無難かもしれません。

 

■ マザーボードの拡張性/インターフェイスに関わるスペック

  • PCI-Expressスロット

PCI-Expressは拡張スロットと呼ばれることもあり、マザーボードに備わっていない機能を追加する際に使われます。映像を出力するグラフィックボード向けに使われるのが一般的ですが、最近は高速なSSD接続規格である「M.2」を接続する用途としてもよく使われるようになってきました。

 

PCI-Expressには以下のようにいくつかの種類があります。

・PCI Express x16(グラフィックボードなどを接続する重要な規格)

・PCI Express x8

・PCI Express x4

・PCI Express x1

このうちもっとも重要なのは「PCI Express x16」です。グラフィックボードやM.2など、現代的な拡張用途にはほぼこのスロットが使われます。そのためPCI Express x16のスロットがいくつあるのかは、マザーボードの拡張性を表す大事なスペックとなります。もし将来的にグラフィックボードを複数使って画質を向上させたいなら、PCI Express x16スロットが2つあるマザーボードを選んでおきましょう。

 

  • 映像出力端子(HDMIなど)

グラフィックボードを搭載せずCPUの内蔵グラフィックスを使用するなら、マザーボードの映像出力端子の種類にも注意してください。使っているPCモニターと同じ規格の映像出力端子が、マザーボードのインターフェイスに備わっている必要があるからです。現在よく使われている規格は以下の通り。

・HDMI

・DisplayPort

・VGA

・DVI

 

  • メモリスロット数

RAMメモリを何枚装着できるかを表したスペックです。一般ユーザー向けのマザーボードでは大半が「4」で、Mini-ITXなど小さめのマザーボード規格では「2」が一般的です。

 

>> 関連記事 :「はじめて自作」第25回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント – マザーボード(前編)

■ マザーボードはまさにPCの母!すべてのパーツが接続される縁の下の力持ち

マザーボードの基本スペックの解説と選び方について紹介してきました。マザーボードは地味な存在ではありますが、他のPCパーツ選びに大きな影響を与えます。慎重に選ぶようにしましょう。

CPUやSSDは「速い」「大容量」という高スペックの基準があるのに対して、マザーボードは「拡張性の高さ」が高スペックの基準となります。例えばグラフィックボードをつなぐPCI Express x16のようなスロットは、1つよりも2つの方が拡張性が高くなります。2つあればグラフィックボードを2つ搭載したり、グラフィックボードに加えてM.2のSSDをつないだりといったことが自由にできるわけです。PCI Express x16が1スロットしかないマザーボードだと、このような拡張性は得られません。

今の自分には必要がなくても、後々のことを考えて拡張性の高いマザーボードを選んでおくと後悔することがないでしょう!


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