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    PCには必ずOS(オペレーションシステム)が必要となり、OS無くしてPCは動作しません。しかし、初心者にとってOSの設定はやや敷居が高く、頻繁に行う作業でもないため手順を忘れてしまいがちです。
    OSのインストールにあたってのトラブル・不具合は多々あるものです。インストールが上手くいかない理由は何か?代表的な原因と対策を紹介します。
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自作PCでOSがインストールできない場合の原因と対処法

  • DATE
    2019.11.28
  • WRITTEN BY
    真田 マイク

 

自作PCのOSがインストールできない場合の確認項目

OSのインストールを試みたものの上手くいかない場合、いくつかの原因が考えられます。失敗のパターンを見極め、落ち着いて解決していきましょう。

 

インストールが始まらない

PCの電源が入るもののインストールが開始されない場合、3つの原因が考えられます。

 

考えられる原因

ハードウェアトラブル

 OSがインストールされたドライブは精密機器であるため、輸送中の振動などで破損することがあります。また、まれにマザーボードが破損する場合もあります。PC内部のハードウェアトラブルは表面的な判断がつきづらく、厄介なケースといえるでしょう。

 

テクニカルトラブル

 初期設定の段階でUEFI(OSや接続機器を動作させる最低限のシステム)の設定をミスしている場合もあります。この場合は、モニター上でメディアの確認ができるため、比較的判断しやすいトラブルです。しかし、OSメディアの内部データ破損は視認化できないため、ハードウェアトラブルと併せての判断が必要です。

 

マントラブル

 組み付け不良によりインストールが始まらない場合があります。

 

インストールが始まらないときの対処法

まず、各接続が正しくなされているかを確認してください。パーツ・ケーブル類の接続を見直すことで対処できるケースは少なくありません。接続に不備がない場合は、UEFIの設定状況を確認してください。

 

光学ドライブを使ってOSのインストールを行う場合、UEFIの設定にある、OSを読み込む順番がHDDなど記録媒体が最初になっていると、OSが読み込まれないため、インストールが始まらない場合があります。光学ドライブの起動順位を最上位に設定し直して対処してください。メディアの破損でインストールが始まらない場合は、DSP版のインストールを試みるか、新たなメディアを再購入してください。

 

ハードウェアトラブルの場合は、物理的対処が必要です。マザーボードや光学ドライブの故障は、別のものとの交換が必要になり、購入したショップやメーカーサポートと相談のうえでの対処となります。

 

>> 関連記事 :「はじめて自作」第15回 組み立てその⑩ -OS【Windows 10 を自作PCへインストールしよう】編-

 

インストールが途中で止まる

インストールが途中で止まってしまい完了しない場合は、インストール自体が始まらないケースとは違う対処が求められます。

 

考えられる原因

Case.1

 OSファイルを展開中、ブルースクリーンになり動作が停止してしまう場合、ハードウェアにトラブルをきたしている可能性が高いです。この場合の原因には、CPUの発熱が考えられます。

 

Case.2

 ファイル展開が完了し、ストレージへのファイルコピー中に動作が停止した場合は、メモリの誤作動が原因として考えられます。ただし、メモリ自体が故障していることもあるため、一概に誤作動とはいい切れません。

 

Case.3

 OSをインストールする段階において、インストール先のストレージの表示がされない場合は、接続ケーブル類の不具合が原因である可能性が濃厚です。ケーブル類側の問題ではなく、ボード側接続部の不具合の可能性も考えられます。

 

インストールが途中で止まるときの対処法

Case.1の対処法

 CPUのクーリングファンの設置状況を確認します。ファンの円滑な回転や、ファン自体の設置が十分かを確認して対処してください。回転を阻害している部分があれば、正常な状態へ戻すことで解決できます。

 

Case.2の対処法

 メモリの設置が不十分な場合があります。メモリの差し直しで解決する場合が多く、それでもトラブルが解決しない場合は、別のメモリと差し替え対処します。また、複数枚メモリをセットする場合、いずれかのメモリが原因になっている場合があります。原因のメモリを確認するため、1枚ずつセットするのも有効な対処法です。

 

Case.3の対処法

 マザーボード周辺のケーブルを差し直して様子を見ます。それでも解決しない場合は、ストレージの接続を見直して対処しましょう。単純なケーブル接続不良の場合もストレージは表示されないので、パーツの脱着の前にケーブルを見直すこともおすすめです。

 

インストールが完了しない

表面上はインストールが完了したと表示されている場合であれば、通常、再起動をかければ無事インストールが完了します。しかし、そもそも最終段階まで完了しない場合や、正常にインストールされないケースもあります。その原因と対処法を説明します。

 

考えられる原因

インストールが正常に完了しない原因として、UEFIの設定ミスが考えられます。UEFIの設定で、OSを最初に読み込む場所を光学ドライブにしていた場合に、繰り返し光学ドライブを読み込んでしまうミスが多く発生するのです。OSをインストールし再起動をする場合は、UEFIの設定でOSを最初に読み込む場所をHDDなどOSをインストールした場所に変更しましょう。

 

インストール自体は問題なく完了するものの、いざ再起動してみるとOSがインストールされておらず立ち上がらない場合は、ストレージ自体が故障している恐れがあります。プログラムの正常作動を確認できたとしても、ストレージがOSを記憶できなければ、いつまでもインストールは完了しません。

 

インストールが完了しないときの対処法

まず疑うべきは、メディアの置き忘れです。再起動後、毎回リブートしてしまいフォーマットを重ねていては、メディア自体も傷んでしまい最終的に使用不可になってしまいます。UEFIの設定ミスの場合、起動優先順位を見直さなければなりません。再設定によりインストールが完了するケースもあるため、光学ドライブがしっかりと機能できる環境を整えましょう。

 

ストレージの問題であれば、まずは接続を再確認しましょう。接続に異常がなく、ストレージが故障していることが明らかになった場合は、残念ながら別のストレージを用意しなければなりません。スマートメディアによる仮想ブートという手もありますが、毎回OSをスマートメディアから呼び起こさなければなりません。OSを積めるストレージに切り替え、正常なインストールを完了させるのが先決です。

 

まとめ

OSをインストールできない場合は、ハードウェアトラブルを招くマントラブルが引き金になっているケースが目立ちます。組み付け時の不注意は前提としてあるものと考えてトラブルシューティングを重ねると、インストールに至らない要因を発見しやすくなります。ハードウェアの故障を疑う前に、まずはケーブルの繋ぎ直しなどから始めてみましょう。


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