PCゲームをやるなら自作PCがお勧めの理由 : 「繋がれる」プレイしながらの中継も余裕
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パソコンでゲーム実況をしてみたいな
・再生数が伸びて意外と有名人になったりして
・ゆっくりボイスでユニークな実況をやってみたい
・面白いコメントとかテロップで視聴者を楽しませたいなあ
せっかくゲーム配信をするなら、視聴者と一緒に楽しめる面白い動画を作りたいですよね。できれば高性能なパーツを使ってゲーム画面を綺麗に録画したり、動画を編集してコメントや効果音を使いたいのではないでしょうか。そのためには、ゲーム動画の配信に特化した高性能なパソコンが必要になってきます。
そこで今回は、視聴者に楽しんでもらえるゲーム動画の配信方法や、パソコンに要求される性能について解説していきます。そうすれば、初心者でも快適にゲーム実況やライブ配信をすることができるようになるでしょう
さっそく見ていきましょう。
自作PCはオリジナル動画を作るのに最適。コンソール機は素早く動画投稿できる。
最近ではパソコンを使わずとも、ゲーム機だけでゲームの動画配信も可能になりました。PS4やXboxなどの、コンソール機と呼ばれるゲームがまさにそうです。じっさいに今やってるゲームの動画をそのままネットで公開することができるんですね。
いわゆるライブ配信というものです。
動画の公開速度を重視したい、視聴者に臨場感を伝えたいという場合に選ばれます。それに対し、好きなように動画をカスタムして配信するにはパソコンが必要です。たとえばニコニコ動画でよく見かける「ゆっくりボイス」を使うとき。この場合、ゲームのプレイ動画を保存して、後からゆっくりボイスを合成する必要があります。
またテレビで見かける、拍手の音や、観客の笑い声を動画で使う場合もパソコンで編集することになります。このように、面白い動画を目指すならパソコンを用意する必要があるんですね。
視聴者が喜ぶ動画配信を目指すには
ところで視聴者が喜ぶ動画づくりとは、どのようなものでしょうか。その答えは、あなたがいつも見ているゲーム動画にあります。それではライブ配信と、編集された動画配信の2つのパターンで、視聴者に求められる動画とはなんなのか考えてみましょう。
①ライブ配信の場合(動画サイトの生放送、twitchなど)
基本的にゲーム実況者の音声と、ゲームのプレイ動画だけのシンプルな動画配信になります。視聴者のコメントが動画内に反映されて画面に表示されたり、視聴者の指示に応じてゲーム実況者の行動が変わるなど、臨場感が売りの配信スタイルです。なので通信速度や、画面の綺麗さなど、ゲーム画面のクオリティそのものが求められます。
画質などを追及するゲーム実況者には、高性能な自作パソコンでライブ配信をする人も多いです。
②編集後に動画配信する場合(youtube、ニコ動、twitchなど)
観客の拍手や笑い声、画面の中にテロップやコメントを書き込んだ動画を作るには、録画した後に編集作業が必要です。やはり動きのある動画は見ていて面白いですし、何度も見たくなるような魅力にあふれていますよね。こういったゲーム動画を配信するためには、編集動画を用意しましょう。
ゲームのプレイ動画を録画した後に、パソコンで編集して面白い動画に仕上げるのです。
視聴者が喜ぶ動画を作るには自作PCが快適
ゲーム画面が綺麗に映るライブ配信をしたり、編集動画を用意するためにはパソコンに高い性能が求められます。なぜなら高画質なゲーム動画を撮影したり、動画編集をするにはマシンパワーが必要だからですね。しかし、ただ単純に高性能なパソコンを用意するとなると、値段が高くなってしまいがちなんです。
そこでおすすめなのが、あなたのやりたいゲーム配信に合わせてカスタムした自作PCです。自作PCなら、必要な分だけ高価なパーツを使って、それ以外はリーズナブルに仕上げることも可能です。
では、具体的にゲーム配信に必要となるパソコンの性能について解説していきます。
面白いゲーム動画の配信をするためにパソコンに必要なものとは
ゲーム実況でパソコンに高性能が要求される部分は、主に次の4つです。ライブ配信と、編集したゲーム動画を作る場合で求められるものが違うので注意して確認してください。
①CPU
パソコンの動作速度に関わってくる部分で、高性能であるほど全ての動画配信が快適になります。もっとも優先したい部分ですが、市販のものだとパワーが低めだったり、CPUが高性能だったとしても他の不要な部分まで高価なパーツが使われてしまいがちです。
その点、自作PCならCPUだけ高性能にできるので、リーズナブルになることも多いです。ひとつの目安として、CPUは『Core i5』と呼ばれる規格のパーツよりも優秀なものを選ぶようにしましょう。
ノートPCに搭載されることが多いPentiumやCeleron、Core i3などのCPUだとマシンパワーが不足しがちです。動画が滑らかに録画できないままストップしたり、最悪の場合だとフリーズしてパソコンが壊れることもあります。
②メモリ
録画ソフトに、ブラウザ、その他のセキュリティソフトを同時に使うなど、複数のソフトを起動するときに性能が求められる部分です。メモリは最低でも4GB以上を用意するようにしましょう。ライブ動画なのにもかかわらず動画配信が停止したり、動画編集中に編集ソフトがクラッシュしてデータが消えることも有ります。
快適な動画配信を目指すなら8GB以上、資金に余裕があるなら16GBのメモリがあれば安心ですね。
③GPU
PCゲームをプレイするときに必要となる部分です。綺麗な3Dグラフィックを描写したり、動画の編集速度をアップさせるために必要とされます。GPUの性能が低いと、そもそも遊べないゲームもあります。しかしGPUは過剰に高性能にしたとしても、大幅な快適性アップに繋がるわけではありません。
目的のゲームで要求される性能に合わせて、GPUを用意するのが良いでしょう。
④キャプチャボード
PS4やNintendo Switchなどの据え置きゲームを、パソコンで録画する時に必要なパーツです。
また、ライブ映像をするときの処理を担当することもあるので、快適なゲーム配信を行うのであれば、最低でもHDMI端子が使用できる2万円前後のものを用意するのが無難だと言えます。
注意点としては、市販のPCだと搭載することができずに、ゲームの動画配信を諦める必要があることも。キャプチャボードを買う時には、パソコンの状態を確認してから購入するようにしましょう。
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快適なゲーム動画の配信をするなら自作PCがおすすめ
ゲーム動画を快適に配信するためには、高性能なパソコンが必要だとお伝えしました。ただし、高性能が求められるのは限られた部分だけなので、リーズナブルにすませたいなら自作PCがおすすめです。自作PCであれば動画配信に求められる一部の機能を果たすために、一部のパーツを高性能なものにすることが可能だからです。
楽しくゲームの動画を配信することを目指すなら、自作PCを考えてみてはいかがでしょう