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    スペックの高いPCをできるだけ低価格で手に入れたい。そのように考えることは当然ですが、希望するスペックのPCが、納得の価格で販売されているとは限りません。そうした場合には、自作PCは有力な選択肢となります。「自作PCは難しい」、そんなイメージがあり避けられがちですが、初心者向けのマシンであれば、意外と簡単に組み立てられます。その強い味方となるのが、自作PCキットです。
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自作PCを簡単に組み立てる方法とは?

  • DATE
    2019.12.03
  • WRITTEN BY
    真田 マイク

 

自作PCを簡単に組み立てる方法

自作PCを組み立てるのは、手順やパーツの特徴さえ知ってしまえば、それほど難しいものではありません。しかし、いきなりすべてを理解するのは現実的ではないのも事実です。

そこで初心者におすすめなのが、全国に点在しているBTOショップなどでスタッフと相談しながら構築に取り組める自作キットです。サポート体制も充実しているので、利用してみると良いでしょう。

>> 関連記事 :BTOパソコン(PC)とは?初心者におすすめのBPOパソコンメーカー5選

 

 

簡単に自作PCを組むなら自作キットがおすすめ

自作PCの組み立ては難しくないといっても、組み立てには数々のパーツが必要です。初心者のうちは、パーツをひとつひとつ集める手間をかけるよりも、自作キットを購入する方が簡単で、間違いありません。

 

初心者に自作キットをおすすめする理由として、以下のポイントが挙げられます。

 

  • うっかり破損した場合などに保証がある

 

初心者にも安心してPCを作ってもらいたいと考えて用意された自作PCキットは、さまざまなパッケージが販売されています。

 

おすすめ自作キット①ドスパラ簡単に作れる!シリーズ207

出典元:ドスパラ

BTOショップの老舗である「ドスパラ」で販売されている「ドスパラ簡単に作れる!シリーズ207」は、組み立て時間が約30分程度というお手軽な自作キットです。キット内容には、画像が複数使われた詳細な説明書がついているほか、組み立てに必要な工具類もセットに含まれています。

うっかり破損した場合には無条件で新品に交換できるほか、キットに入っているパーツも耐久性の高い部品が使用されています。初めての自作PCを応援してくれる優しいキットです。

 値段  3〜5万円
 OS  Windows10 Home 64Bit
 CPU  Pentium G4560
 グラフィック  CPU内臓グラフィック
 メモリ  Kingston DDR4 4GBx2枚組 計8GB
 ストレージ  500GB HDD

 

おすすめ自作キット②UNITCOM AmphisKIT MN163

出典元:パソコン工房

シンプルなルックスのミニタワーに、SSDが搭載され立ち上がり速度も抜群の「UNITCOM Amphis KIT MN163」。PCケースには増設のためのスペースも用意されており、将来的に自分で好みのパーツを組み込める仕様となっています。Windows10やofficeソフトをセット購入することも可能です。

初めての自作でも安心して組み立てられるように、Amphis KITシリーズには解説動画が用意されていることもポイントです。説明書だけではわかりづらい細かい部分も、動画を確認しながら簡単に組み立てられます。

 値段  33,980円(税抜)
 OS  動作保証OSはWindows10
 CPU  Intel Celeron G4900 BOX
 メモリ  CFD W4U2666BMS-8G
 ストレージ  SATA SSD 250GB

 

おすすめ自作キット③UNITCOM AmphisKIT MD129

出典元:PC工房

パソコン工房の自作キットの中でも「UNITCOM Amphis KIT MD129」はハイスペックモデルにあたります。第9世代インテル Core i7 9700K CPUを搭載しており、マルチタスクでも素早い処理が可能。PCケースもLEDがカッコよく光る IN-WIN製ミドルタワー&強化ガラスが採用され、PCの動作中には美しい光の共演を眺められます。マザーボードにはプロフェッショナル向けのASUS PRIMEシリーズが採用されており、申し分なしの使い心地を約束する自作PCキットです。

 値段  93,980円(税抜)
 OS  動作保障OS:Windows10
 CPU  Pentium G4560
 グラフィック  Intel Core i7 9700K BOX
 メモリ  Corsair CMK16GX4M2A2666C16
 ストレージ  Intel SSD 760p SSDPEKKW256G8XT

 

>> 関連記事 :予算別・おすすめのパソコン自作キット8選&それぞれのメリット・デメリット

 

BTOPCなら簡単にカスタマイズできる

キットで自作PCを作るのも楽しいですが、さらに手軽に自分好みのPCを手に入れるなら、BTOメーカーにPCをカスタムした状態で注文する方法もあります。BTOメーカーのPCは、希望のスペックを構成し注文するだけで、カスタマイズされた状態で手に入るのです。

 

コストパフォーマンスに優れたハイスペック機を、さらに自分好みのカスタムを加えた状態で使い始められる、最高の作業環境が簡単に用意できます。

 

おすすめBTOPC①GALLERIA XT

出典元:ドスパラ

ドスパラで販売しているGALLERIA XTは、12万円代で手に入るゲーミングPCとしては十分なスペックを有する、高いコストパフォーマンスが特徴です。美しいグラフィック性能のほか、動画や画像の加工にも対応できるスペックを兼ね備えており、PCケースには静音ファンが複数設置され快適性も抜群です。

 値段  123,980円(税抜)
 OS  Windows 10 Home 64ビット
 CPU  インテル Core i7-8700
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB GDDR6
 メモリ  16GB DDR4 SDRAM
 ストレージ  1TB HDD/512GB NVMe SSD

 

 

おすすめBTOPC②NEXTGEAR i690B A3

出典元:マウスコンピューター

マウスコンピューターから販売されているNEXTGEAR i690BA3は、比較的軽い容量の国産ゲーム向けに作られたゲーミングPCです。カスタマイズの自由度が高く、初心者から上級者まで幅広い要望に対応できます。保証も標準で付帯されており、万が一トラブルが起きた場合にも安心です。

 値段  109,800円(税抜)~
 OS  Windows 10 Home 64ビット
 CPU  インテル Core i5-9400 プロセッサー
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 1650
 メモリ  8GB
 ストレージ  M.2 SSD/256GB

 

 

おすすめBTOPC③G-GEAR GA5J-A190/T

出典元:ツクモ

10万円を切る値段が魅力の、初心者にも扱いやすいゲーミングBTOPCです。拡張性が高いミドルタワー仕様となっており、後の拡張も自由自在。シンプルな見た目のPCケースで、部屋のどこに置いてもインテリアを邪魔しません。

 値段  92,800円(税抜)
 OS  Windows 10 Home 64ビット
 CPU  インテル Core i5-9400F プロセッサー
 グラフィック  NVIDIA GeForce GTX 1050Ti
 メモリ  8GB DDR4 SDRAM
 ストレージ  1TB HDD

 

自作PCに必要な予算

自作PCは約5万程度から組み立てられます。市販のPCに含まれているような組み立て工賃の上乗せがないため、スペックに対してコストパフォーマンスの高いマシンを購入できることがポイントです。こだわり始めるとキリがありませんが、高性能のCPUやグラフィックボードを組み込んだハイスペックなプロ仕様のPCでも、15万程度で組み立てられます。

見積りサービスを提供しているBTOショップであれば、好みのカスタマイズを施した結果、いくらになるかの総額を確認できます。使用目的とスペックを踏まえて、相談すると良いでしょう。

 

 

自作PCに必要なパーツ一覧

自作PCに必要なパーツの役目を覚えておくと、後に必要なパーツを買い足す際にも役立ちます。それぞれのパーツはどのようなものなのか確認しておきましょう。

 

  • PC
    大きなものから小さなものまで、数多くの種類やデザインが出回っているPCケース。PCのパーツを適切な場所に納められ、冷却ファンなどにより熱がこもらないよう設計されています。

 

  • 電源ユニット
    PC本体に電力を送る装置です。最初にそろえるというよりは、マシンのスペックに合わせて適切な電源容量を有する製品を買い足すとよいでしょう。

 

  • CPU
    PCの演算処理を行う装置で、わかりやすく例えるとPCの『脳』といえるパーツです。CPUが優秀であれば、作業効率が高まります。熱を持ちやすい性質があるため、クーラーなどで常に冷やす必要があります。

 

  • メモリ
    PCのOSやソフトウェアを効率よく動作させるために、作業データを記憶するパーツです。容量が多くなるほどに、多くのソフトウェアの快適な動作が可能となります。

 

  • マザーボード
    CPUやメモリを取り付ける骨格となる基盤であり、PCの母体となるパーツです。組み込みたい個々のパーツを設置できる規格の製品を選ぶ必要があり、スペックアップのベースにもなります。

 

  • HDD
    PCの記憶装置にあたる部分です。写真や音楽などのデータや、プログラムの記憶を一時保存・出し入れします。

 

  • SSD
    HDDと同じく記憶装置の位置づけですが、HDDと比較して圧倒的に早い速度での処理が可能です。データの保存を目的とするのではなく、ソフトウェアの起動用に利用されることが多いです。

 

  • 光学ドライブ
    CDなどディスクの信号を読み書きするパーツです。データのダウンロードが主流となっている現在では、使用する頻度が少なくなってきています。

 

  • グラフィックボード
    映像などを出力するためのパーツです。マザーボードやCPUに搭載されている場合もありますが、ハイパフォーマンスの製品を単体で組み込むことにより、さらに美しく、なめらかな出力が可能になります。

 

  • OS
    PCの基礎となるシステムで、PCを動かすために必要なソフトです。

 

>> 関連記事 :自作PC作成時に必要なパーツの用途と選び方

 

まとめ

「自作PCは難しい」。そんなイメージもありますが、BTOショップが用意している自作キットを使用することで、PCは想像以上に簡単に組み立てられます。さらにカスタマイズを施すことで、希望するスペックのマシンを手に入れられる自由度の高さも魅力です。初心者に最適な自作PCキットを活用して、あなただけのPCを簡単・手軽に手に入れてみてはいかがでしょうか。


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