機械オンチな彼女がVRをやってみた! ~「Windows Mixed Reality」衝動買い!~
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パソコンの「パ」の字も知らない彼女がそもそもなんで Windows Mixed Reality ?そんな難しいこといきなり大丈夫?
今日はそんな彼女の不思議な Windows Mixed Reality デビューのお話を。そんな彼女を持つ私はWindows 95からパソコンデビューをして、そこから自作で5台以上、ノートパソコンも10台以上も購入していたが、スマホやタブレットが出てから、会社以外では全くパソコンを使わなくなっていた。彼女と同棲が決まり、二人暮らしのために家電を調達しに、久しぶりの家電量販店に向かった。実は昔十年以上も通っていた食堂が閉店になるということもあり、せっかくなんで秋葉原へ向かった。
ちなみに彼女は歯科衛生士をしており、パソコンのパの字も知らないどころか興味すらない子で、職業柄公私ともにパソコンから最も縁遠い子だ。そんな彼女のおねだりで、調理器具や洗濯機を買うために家電コーナーへ向かった。いやはや家電大好きな自分もびっくりなくらいで、材料を入れるだけで料理ができる水無し自動調理鍋や、空気清浄機が付いている掃除機、匂いが取れるハンガーなど家電の進化に感心しながら、ついでにパソコンコーナーにも寄ってみた。
10年たってもパソコンは変わらないなぁと思いながら、買う気がないのに店員さんの説明を聞いて、タッチやペンなどの新しい機能を試した。退屈そうな彼女は気が付くとどこかにいなくなり、今後の同棲生活の一端が見えるようだった。
そんな中気が付くと、彼女は VR 体験コーナーで、VR 体験をしていた。VRが何か、Windows Mixed Realityとは何かは次の記事で細かく説明しようと思うが、パソコンに全く興味のない彼女が、「これスゴイ!」と言った。
どういう風の吹き回しかと思い、「せっかくなんで」という案内員の勧める声もあり、自分も体験してみた。
いろいろコンテンツが選べる中、自分も「HoloTour」で「ペルー」への旅行を体験してみた。
HoloTourとは
自宅で、旅行お先にいるかのようなバーチャル感覚を楽しめる。
ヘッドマウントをしてイヤホンをすると、まるで違う世界に来たかのような感覚で、見渡す限り宇宙空間が広がっていた。見渡すと青く光る地球が浮かんでいて、そこで「ペルー」への旅行を選んでみた。
すると、いきなり気球に乗った上空からの景色に変わり、高所恐怖症の自分は思わず「おっ」と声出すほどの迫力だった。(こりゃあ、旅行好きの彼女がスゴイって言うわけだとすぐに体感できた)
マチュピチュやオリャンタイタンボ遺跡など、歴史の教科書でしか知らない世界が広がり、思わず首を回して周りを見たり、しゃがんだりして、まるでその世界にいるような体験ができた。この圧倒的な没入感に驚くのと同時に、機械が苦手の彼女が欲しいといった理由がさらに分かった。実はここまで、一切マウスやキーボードを触っていない。手には光る点が複数付いた棒のような何かは持っているが、パソコンらしいデスクトップ画面や、スタートメニューはもちろん、スマホのようなフリック入力も不要だ。
これは忙しくて時間が取れない人や、いろんな都合で外出できない人、何だったら実家の寝たきりの婆ちゃんに買ってあげたらどんなに喜ぶだろうと思った。引っ越しの時に、不動産屋さんにこれがあったら、内覧なんてしなかったのになぁと思いながら、ここで少し底意地の悪い好奇心が出てきた。全く機械が嫌いで、パソコンの「パ」の字も知らない彼女に Windows Mixed Reality を買ってみるとどうなるだろう?
彼女はヘッドセットだけで体験ができると思っていたらしく、自分が体験中にヘッドセットを買う話まで進んでいた。せっかくのタイミングなので、ヘッドセットを買ったその足で、10年ぶりの秋葉原の電気街に行き、まさかの自作パソコンを組み立てるという引っ越し初日になった。
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