DIGITAL DIY

  • TOP
  • CATEGORY
    初めての自作
  • TITLE
    15万円という予算は、多くの人にとって簡単に用意できるお金ではないと思います。予算が15万円もあれば高性能PCを自作することは難しくありませんが、どのパーツを重視すべきなのか、どのパーツにどれくらいの予算をかけられるのかといった工夫や戦略立てが大切です。
    こちらでは、15万円ほどの予算で高性能PCを自作したいという方に向けて、パーツ選びのポイントやおすすめの自作PC構成案を紹介します。
CATEGORY
初めての自作

15万円という予算は、多くの人にとって簡単に用意できるお金ではないと思います。予算が15万円もあれば高性能PCを自作することは難しくありませんが、どのパーツを重視すべきなのか、どのパーツにどれくらいの予算をかけられるのかといった工夫や戦略立てが大切です。
こちらでは、15万円ほどの予算で高性能PCを自作したいという方に向けて、パーツ選びのポイントやおすすめの自作PC構成案を紹介します。

>> 関連記事 :予算10万円で組む自作PCのおすすめ構成~コスパがいいパーツ選択と性能

自作PC作成に必要なパーツ

予算が15万円と潤沢なぶん、パーツ選びの選択肢は充実します。まずは、PCの核となるCPU(「中央演算処理装置」と呼ばれる、PCの頭脳にあたるパーツ)を決めて、それに合った周辺パーツを選んでいくと、スムーズに構築できるでしょう。

CPUは、Intel製のCore iシリーズとAMD製のRyzenシリーズが主流です。前者はゲーミング性能、後者は同時に複数の処理を行うマルチスレッド性能に優れています。用途やほかのパーツにかける予算に応じて、搭載するCPUを選んでください。

 

CPU

パソコンの頭脳にあたるパーツで、データの処理スピードを決定付けます。高性能なCPUほどアプリケーションの処理速度が上がり、快適にPCを扱えるようになります。

 

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

Core i7-9700KやRyzen 7 3700Xが性能的におすすめです。さらにスペックにこだわるなら、Core i9-9900KやRyzen 9 3900Xも選択肢に入れて考えてみましょう。

 

マザーボード

各種パーツを接続するための基盤となるパーツです。マザーボード側の接続端子によって使用できるパーツが逆算的に決まるので、構成を決める際の基準となります。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

マザーボードは拡張性を重視して選ぶといいですが、高いものは発光するなど、人によっては不要な機能がついています。1万円前後のものでも性能は十分でしょう。

 

 

メモリ

CPUやGPUが処理を行う際、必要なデータを一時的に保管しておくための作業空間を提供するパーツです。同時に複数のアプリケーションを起動して処理を行いたい場合には、より多くのメモリが必要になります。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

ワードやエクセルなど、一般的なソフトを使う場合であれば8GBで十分ですが、ゲームをプレイするなら16GBは積んでおきたいところです。映像系、音楽系ソフトをメインに使うなら、32GBあるのが理想です。

 

 

GPU

3Dグラフィックスなどの画像処理に特化したパーツで、高性能なものほどグラフィックスの処理性能が高くなります。一般的にはグラフィックボードに搭載されているものを使用しますが、CPUやマザーボードが内蔵している場合もあります。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

PCの用途によって、重要性が大きく変わるパーツです。ゲーミングPCとして使う場合は高性能なものを選ぶといいですが、それ以外の場合はGPUの性能にこだわらなくても大丈夫です。

 

 

SSD

データの保管庫にあたるパーツの一種です。HDDに比べるとデータ転送速度が速い反面、容量が少なめなことが特徴です。SSDにOSやアプリケーションをインストールすると、PCやアプリケーションの起動を高速化できます。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

高性能PCには、SSDが必須になります。必要な容量は、PCの用途によって異なりますが、512GB以上のものを選んでおけば問題ないでしょう。

 

 

サブストレージ(HDD)

データの保管庫にあたるパーツの一種です。SSDに比べるとデータ転送速度は劣りますが、容量が多いことが特徴です。動画や画像など、大容量のデータを保管するのに便利です。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

動画や画像などを大量に保管したい場合は、大容量製品の購入を検討しましょう。ゲームの動画を録画して残しておきたいときなどは、1TB以上の容量があると安心です。

 

 

PCケース

PCを構成するパーツを収めるためのケースです。マザーボードにはいくつかの規格があるので、それに合わせたものを購入しましょう。基本的に大きな規格(ATX)に合ったものは、より小さな規格(MicroATX)にも対応しています。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

マザーボードに対応したケースを選ぶことが重要です。予算に余裕があれば、デザイン性にもこだわるといいですが、設置場所に合ったサイズのものにすることが大前提となります。なお、自作PC初心者の場合は、大きいケースのほうが内部が広いぶん、組み込みもしやすいです。

 

 

CPUクーラー

発熱するCPUを冷却するためのパーツです。高性能CPUほど発熱量も多い傾向にあり、しっかりと放熱が行われないとパーツの耐用年数が短くなってしまいます。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

高価なCPUは発熱しやすいので、CPUクーラーにも十分な予算を充てましょう。種類としては空冷と簡易空冷がありますが、コスパがよくて使いやすい前者がおすすめです。

 

 

電源ユニット

CPUやSSDなどのパーツに電力を供給するパーツです。各パーツには必要な電圧が決まっており、パーツに合わせて電圧を調整することも電源の役割になります。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

電源ユニットには、品質を決める6つのグレードが存在します。予算15万円で自作するときは、価格と性能のバランスがいい、GOLDランクのものがおすすめです。

 

 

OS

PCを動かすためのアプリケーションです。現状では、もっとも安価で入手できるWindows 10 Home 64bitほぼ一択でしょう。DSP版(パーツとセットで購入し、セットにしたパーツが組み込まれている構成でのみ機能する)を使用すれば3000円ほど価格を抑えられますが、その場合はバンドルするパーツを中長期的に変更しない前提で設定しましょう。

  • 15万円の自作PCへのおすすめ

Windows 10 Home 64bitは1万6000円から2万円ほどで購入できます。

 

価格が大きく変わるのは、CPUとGPUになります。これらのパーツにどれくらいの予算を充てるかによって、残りのパーツで使える予算が決まってきます。先述した通り、CPUとGPUはPCの用途に応じて必要な性能や重要性が変わってくるので、よく考えてコアとなるパーツを選びましょう。

>> 関連記事 :自作PC作成時に必要なパーツの用途と選び方

 

 

予算15万円の自作PCのおすすめ構成例

それぞれのパーツの役割を踏まえて、予算15万円での自作PCのおすすめ構成例を3つ紹介していきます。

 

  • 高コスパで組む文句無しの自作PC

 

使用用途や性能、デザイン性など、PCを自作するうえで重視しているポイントが異なるので、自身の希望と近いタイプから、パーツを探してみてください。また、予算15万円に合わせるために、モニタやOSなどを省いている構成例もあります。流用が効く手持ちのパーツと相談しながら、構成を考えるようにしましょう。

 

①高コスパで組む文句無しの自作PC

搭載するCPUには、Intel製のCore iシリーズよりも全体的に安価なAMD製のRyzenシリーズを選択することで、性能とコスパの良さを実現させた構成になっています。「Ryzen 7 3700X」には、CPUクーラーが付属しているのも魅力です。Ryzenシリーズは、ゲームをプレイするうえでCore iシリーズと比較して多少劣るともいわれていますが、GPUも性能重視で選んでいるので、ストレスなくプレイを楽しめるでしょう。

なお、モニタやキーボード、マウスなどは省いていた構成となっています。

 

自作PC構成例

 CPU  AMD「Ryzen 7 3700X」
(8コア/16スレッド、定格3.6GHz)
参考価格
40,776円(税込)
 メモリ  Crucial「CT2K8G4DFS8266」
(DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組)
参考価格 7,890円(税込)
 マザーボード  ASROCK「B450 Steel Legend」 参考価格 11,990円(税込)
 GPU  AMD「Radeon RX 5700 XT」 参考価格 50,595円(税込)
 電源ユニット  Corsair「RM650x CP-9020091-JP」
(80PLUS GOLD 650W)
参考価格 11,588円(税込)
 SSD  SANDISK「SDSSDH3-500G-J25」
(500GB Serial ATA 6Gb/s)
参考価格 7,632円(税込)
 サブストレージ
(HDD)
 SEAGATE「ST3000DM007」
(3TB Serial ATA600)
参考価格 6,837円(税込)
 PCケース  Thermaltake「Versa H26」 参考価格 4,158円(税込)
 OS  Windows 10 Home 日本語版 参考価格 14,220円(税込)
 総額 155,686円(税込)

※価格は販売時期や店舗によって異なります

 

CPUにAMD「Ryzen 7 3700X」、GPUにAMD「Radeon RX 5700 XT」を採用しており、性能は申し分なし。500GBのSSDを搭載しつつ、サブストレージに3TBのHDDも積んでいるので、作業スピードを確保しつつ、容量の問題もクリアーできています。3TBのサブストレージがあれば、容量不足に悩むことはないでしょう。

自作PCの性能

この構成例では性能を重視しているぶん、PCケースは安価なものを選んでいます。また、モニタやキーボード、マウスなどその他の機器も省いています。機能はもちろん、見た目にもこだわりたい方や、PC本体と合わせてモニタやキーボード、マウスの購入を検討している方は、そのぶんの予算を確保してください。

 

 

②高価なCPUを使用した性能重視の自作PC

とにかく性能を重視したい人は、より高性能なCPUの「Core i9-9900K」や「Ryzen 9 3900X」を視野に入れてみましょう。先ほど紹介した構成例をベースに、CPUをAMD製の「Ryzen 9 3900X」に変更してみました。マルチタスクもラクラクとこなせる性能となりますが、予算の半分近くがCPUに取られてしまいます。

モニタなどはもちろん、OSを購入するのも難しくなるので、すでにPCを持っている人に向いた構成となっています。

 

自作PC構成例

 CPU  AMD「Ryzen 9 3900X」
(12コア/24スレッド、定格3.8Hz)
 参考価格 74,780(税込)
 メモリ  Crucial「CT2K8G4DFS8266」
(DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組)
 参考価格 7,890円(税込)
 マザーボード  ASROCK「B450 Steel Legend」  参考価格 11,990円(税込)
 GPU  AMD「Radeon RX 5700 XT」  参考価格 50,595円(税込)
 電源ユニット  Corsair「RM650x CP-9020091-JP」
(80PLUS GOLD 650W)
 参考価格 11,588円(税込)
 SSD  SANDISK「SDSSDH3-500G-J25」
(500GB Serial ATA 6Gb/s)
 参考価格 7,632円(税込)
 PCケース  Thermaltake「Versa H26」  参考価格 4,158円(税込)
 総額  168,633円(税込)

※価格は販売時期や店舗によって異なります

 

AMD製の「Ryzen 9 3900X」は、すべてのIntel製のCPUのスペックを凌駕しているといわれています。高価ですが、そのぶん性能は折り紙付きなので、お金をかけてこだわるなら「Ryzen 9 3900X」を選びましょう。

自作PCの性能

性能は申し分ないので、ゲームやクリエイター作業など、あらゆる面で活躍してくれるでしょう。問題は、予算15万円を少しだけオーバーしてしまう点と、サブストレージやOS、その他の機器に予算を回す余裕がない点です。500GBのSSDを搭載しているので、すぐに容量不足に陥ることはありませんが、ゆくゆくはHDDの購入が必要になるでしょう。

 

 

③ゲーマーにおすすめの自作PC

最後に紹介する構成は、Intel製のCPUを使ったゲーミングPCです。Intel製のCPUは軽い処理の高速度が見込めるシングルスレッド性能に優れており、ゲームをプレイするのに向いています

また、ゲーミングPCの自作では、CPUだけではなく、GPUもポイント。4Kの高画質な作品を遊びたいときは、特に重視したいところです。

 

自作PC構成例

 CPU  Intel「Core i7-9700K」
(8コア/8スレッド、定格3.6GHz)
 参考価格 4,3477円(税込)
 メモリ  Crucial「CT2K8G4DFS8266」
(DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組)
 参考価格 7,890円(税込)
 マザーボード  ASROCK「Z390 Pro4」  参考価格 13,097円(税込)
 GPU  MSI「GeForce RTX 2070 AERO ITX 8G」  参考価格 53,370円(税込)
 電源ユニット  Corsair「RM650x CP-9020091-JP」
(80PLUS GOLD 650W)
 参考価格 11,588円(税込)
 SSD  SANDISK「SDSSDH3-500G-J25」
(500GB Serial ATA 6Gb/s)
 参考価格 7,632円(税込)
 サブストレージ
(HDD)
 SEAGATE「ST3000DM007」
 (3TB Serial ATA600)
 参考価格 6,837円(税込)
 PCケース  Thermaltake「Versa H26」  参考価格 4,158円(税込)
 CPUクーラー  サイズ「白虎 弐 SCBYK-2000I」  参考価格 2,619円(税込)
 総額  150,668円(税込)

※価格は販売時期や店舗によって異なります

 

基本的な性能が高いので、ゲーム以外の作業も難なくこなせます。ただし、搭載したIntel製のCPUは、AMD製のCPUとは異なりクーラーがついていません。Intel製のCPUに合ったクーラーを忘れずに購入しておきましょう。

自作PCの性能

ハイスペックのゲームを4Kの高画質でプレイしたい場合は、CPUやGPUをワンランク上のパーツに変更するのもおすすめです。予算15万円をオーバーしてしまいますが、CPUは「Core i9-9900K」、GPUは「GeForce RTX 2080 SUPER VENTUS OC」などを検討するといいでしょう。また、4K対応のモニタを用意する必要がある点にも注意してください。

 

 

まとめ

予算が15万円もあれば、高性能PCを自作することは十分に可能です。15万円の上限に合わせてバランスよく組むこともできるほか、CPUやGPUを重視したリッチな構成にすることも。ぜひ構成例を参考にして、こだわりのPCを自作してみてください。


BACK TO LIST