【自作PC女子図鑑Vol.01 るなさん】「カッコいいPCを作りたい!」初めての自作で憧れのゲーム配信者に
近年ますます注目を浴びている自作PC。ケースなどを変えることで好みのデザインのPCが作れることから、最近では自作PCの制作に取り組む「自作PC女子」も増えてきているのをご存知でしょうか。
そこでDigitalDIYでは、自作PCを愛する「自作PC女子」たちにインタビューする新連載「自作PC女子図鑑」をスタート!「自作PCに興味がある!」という女性必見の、先輩自作er女子たちのこだわりや人物像に迫ります。
記念すべき初回は、アパレル店員でありゲーム配信者の「るな」さん!ファッションやコスプレが好きな「るな」さんが、どうして女性自作erの道を歩むことになったのか?!深堀していきます!DigitalDIYerにも写真を投稿してくれていますので、ぜひチェックしてみてください。
Digital DIYer るなさんの投稿
https://digitaldiy.jp/diyer/detail/8c7ff126-f286-4c00-8550-d772212934b9
今回は、るなさんのPC部屋を訪問して実際に自作PCを見せてもらいながら、PCのこだわりや自身の趣味、ゲーム配信への思いなどを詳しく聞きました!
PROFILE るな Twitter:@miru_____ru 【年齢】24歳 |
コスプレで見つけた撮影してもらう楽しさ。休日はPCゲームを満喫
──本日はよろしくお願いします!実は今回るなさんにインタビューをお願いしたのはテレビ番組「アド街ック天国」で「自作PC女子」として出演されていたのを見たのがきっかけなんです。
るな:そうだったんですね!アド街に出たことでTwitterでも結構反応があってびっくりしました。でもそれ以外ではこういった取材は初めてです。
──以前はモデル活動もされていたんですよね?
るな:大学生のころ、コミケ(コミックマーケット。東京で開催される世界最大級の同人誌即売イベントで、コスプレイヤーも数多く参加)などのイベントでコスプレをしていました。推しキャラと同じ衣装が着れて、しかも人気のあるアニメだとたくさんの人が写真を撮ってくれるのが楽しくて。キャラになりきっているので「これは私じゃないし」と割り切れて(笑)。普段は絶対やらないようなポーズもできました。そこで撮影してくれたカメラマンさんに声をかけてもらって私服でもモデルをしていました。
様々なコスプレイベントを訪れていた当時の写真。「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」に登場するキャラクター・南ことりのサーカス編、ウェディングドレス編の衣装
──ちなみに推しキャラは?
るな:「ラブライブ!」の南ことりちゃんです。アニメは中学生のころから好きで、最近は「東京リベンジャーズ」にハマっています。今は土日勤務が多くてコミケには行けていないのですが、タイミングが合えばコスプレも再開したいと思っています。
──お仕事はアパレルと聞いていますが、今日の服もすっごくおしゃれですね!好きな洋服のブランドはありますか?
るな:最近は「GroundY」(グラウンドワイ)「MELT THE LADY」(メルト ザ レディ)ですね。黒系のカッコいい服が好きで、普段はほぼパンツスタイルです。
──ファッションやコスプレ以外の趣味ってありますか?
るな:ゲームです!小学生のころにゲームボーイアドバンスでポケットモンスターをプレイしてから、ハマりました。初めてPCを買ったのは大学2年生のときですが、それも「Dead by Daylight(デッドバイデイライト。略称DbD)」がやりたかったからなんです。HP社のゲーミングPC「OMEN」を買いました。
──DbDということは対戦型のジャンルがお好きですか?今は1日どのくらいゲームをするんですか?
るな:そうですね、対戦型のゲームやFPS(一人称視点のシューティングゲーム)が好きで今は主に「Apex Legends」(エイペックスレジェンズ。以下、Apex)をやっています。仕事のある日は帰宅してから2時間くらい、次の日が休みなら朝3〜4時くらいまでやって昼まで眠って、夕方からまたゲームという感じで、ほぼ外出はしません(笑)。
友達の光る自作PCに心奪われる。「私もかっこいいPCを作ってゲーム配信をしたい!」
──最近はゲーム配信が流行っていますが、るなさんもよく見ますか?
るな:はい。最初にPCを買ったころからYouTubeでいろんな人のゲーム実況や配信を見始めました。見ているうちに「私も配信してみたい」と思うようになって……。「強くないと配信しても意味がないかな」と悩んだんですが「自分が楽しくゲームをしているところを見て、視聴者さんも楽しんでくれたらいいな」と思ってやり始めました!
──見る側から配信する側になったんですね。配信を始めたのはいつ頃ですか?
るな:2020年の春に友達と一緒にYouTube配信を始めました。でも続かなくて……。再開したい気持ちは強かったので、もっとゲームをしながらスムーズに配信ができるようにしようと思ってPCの自作を考え始めました。
──もともとPCには詳しかったんですか?
るな:それが全然なんです。でも大学生になってFPSを始めたころ、友達に「マウスやキーボードにはこだわった方がいい」と言われたのをきっかけに光るガジェットを知って、集め始めました。だんだん既製品ではない、もっとカッコいいものが欲しくなって……。
そんなときに見た友達の自作PCが光りまくっていて「私も作りたい!」と。そこからはネット検索でいろんな人の自作PCを見て、ともかくカッコいいPCを作ろうと妄想を膨らませていました(笑)。
ショップで相談しながらパーツ購入。起動した瞬間は「命が吹き込まれた!」と感動
コスプレやファッション、ゲームなどの趣味から自作PCとの出会いまで、楽しそうに話してくれたるなさん。引き続き、るなさんのPC部屋で、実際に自作したPCを見せてもらいながら、スペックやガジェットへのこだわり、使用感をお聞きします!
PCのスペック | |
CPU | Intel Core i7 10700K |
GPU | GIGABYTE GeForce RTX 3070 VISION OC 8G |
メモリー | CORSAIR DOMINATOR PLATINUM RGB 16GB |
SSD | WD_BLACK SN750 NVMe SSD 1TB |
ケース | NZXT H510 Elite White&Black |
──白にこだわってますね~。PCのスペックやパーツはどうやって決めていったんですか?
るな:事前にPCケースだけ決めておいて、そのほかのパーツは秋葉原にあるPC専門店のツクモで「Apexをしながら配信をしたい」と伝えて、店員さんに必要なものを揃えてもらいました。
ゲームをしながら配信すると結構CPUのパワーが必要なので、一般的にゲーム用で使われる「Intel Core i5 10400」じゃなくて「Intel Core i7 10700K」にしています。あとのパーツやデバイスは色と光で選んでいます。パーツ選びは時間がかかりそうと思っていましたが、買い物自体は2時間くらいで終わりましたね。わからないことは、詳しい人に聞くのが一番だなと思いました!
──ちなみに総額でいくらかかりましたか?
るな:30万円弱かかりました……。高い!(笑)。
──PCの知識はほとんどないと言っていましたが、組むのは全部るなさんがやったんですか?
るな:友達に教えてもらいながら手伝ってもらいました。組む前はどこか一つでも失敗したら怖い!ってイメージがあって。どこにどう配線したらいいのかとか、CPUの向きなど、部品の取り扱い方が全然わからなかったので一人じゃ無理だったと思います。
でも組み立て作業は自分でやりました。どちらかというと不器用なんですが、組まないとゲームができないので必死でした(笑)。ネジを回したり、配線ができるだけ見えないようにきれいに配置したり、考えながら作業するのは楽しかったです。
──苦労してできあがった初めての自作PC、電源を入れたときはどんな気持ちになりましたか?
るな:PCが光りだしたときは「すごい!ディスコだ!!!」ってめちゃくちゃ感動しました。「命が吹き込まれた」って、もううれしさしかなかったですね。
──白で統一したガジェットも美しいですね!少し紹介してもらってもいいですか?
るな:はい。近未来っぽくしたかったので、マウスからヘッドフォンまで、ガジェットは白系、PCのLEDは青で揃えました。あとは「光るもの」を重視して集めています。
るな:このマウス(Razer「VIPER ULTIMATE(Mercury White)」)は最近購入したお気に入りのアイテムです。もともと黒の同製品を使っていましたが、新作で白色が発売されたので即買いしました!
ゲームの操作性アップ!配信も再開し、視聴者との交流が日々の楽しみに
──実際に使ってみてどうですか?
るな:ゲームのぬるぬる度は格段にアップしました!自作してからまだ3ヶ月くらいしか経っていないんですが、今のところ不満は全くありません。それに見た目がカッコいいPCは眺めているだけで楽しくて、ゲームのモチベーションもあがります。今度この子に名前もつけようと思っています(笑)。
──名前つけるのいいですね!もっと愛着がわきそうです。目的だったゲーム配信は再開できましたか?
るな:はい!PCを自作してからはTwitchで配信を始めていて、今はほぼ毎日やっています。YouTubeには配信で盛り上がったシーンをセレクトした切り抜き動画をアップしていて、その動画編集でもPCを活用しています。
──ゲーム配信の楽しさは何ですか?
るな:視聴者とのおしゃべりですね。この間、疲れていて2日間くらい配信しなかったんですが、再開したらたくさんの人がきてくれて、めちゃくちゃ楽しかったです。Apexのほかに日常のことも話すんですが、みんな知らない人なのに友達と話しているような気になるんです。ゲームのアドバイスももらえます。
──配信を始めた当初は苦労もあったんじゃないですか?
るな:コメントがつかないときは話題に困りました……。でも配信中に独り言を言ったり突然歌い出したり、素の自分で配信を続けていたら常連になってくれる人がでてきました。今はとにかく元気に配信して、楽しんでもらえるように心掛けています。
自作に挑戦して広がった世界。2号機も配信もモデル活動も、精力的にやっていきたい
──自作PCでのゲーム生活を楽しんでいますね。
るな:はい!でももう少し画面の更新が早い、ゲーミング用のモニターが欲しいんですよね。BenQ 「ZOWIE XL2546K」を狙っていますが……お金がないので今は我慢しています(笑)。
──2号機の制作も考えていますか?
るな:構想はあります。今は簡易水冷なので、次は本格水冷に挑戦したいんですが難しいと聞いて悩んでいます。本格水冷にするか、もう少しコンパクトなPCにして机の上に置きたいので、Mini-ITX(小型のケース)で組むことも考えています。部屋もLEDテープライトで装飾して、もっと近未来っぽくしたいです!
──どんどん自作沼にハマっていきますね(笑)。自作は見た目も中身もこだわれるので女性にもぴったりですね。
るな:女友達には「見た目がカッコよくなるから作りなよ!」ってゴリ押ししているんです!費用はかかるけれど、好きな見た目のPCと一緒に過ごす毎日はそれ以上の魅力があるので!
──一緒に布教活動頑張りましょう!(笑)。最後に、今後挑戦したいことを教えてください。
るな:今後はYouTubeでも同時配信したり、デバイスの紹介もしていけたらいいなと思っています。モデル活動やゲームイベントなどもやっていきたいです!
自作PCに挑戦することでゲームがよりプレイしやすくなり、念願のゲーム配信も再開できたるなさん。ファッションと同じようにPCやデバイスにもこだわりが表現されていて、一つ一つ本当にうれしそうに説明してくれる姿にPC愛を感じました。
るなさんのPCやデスク周りはDigitalDIYerにも投稿されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Digital DIYer るなさんの投稿
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PHOTO BY YURIE PEPE