自作PCをお勧めする 7つの 理由:その4 – クリエイティブ(動画編集や写真/イラスト編集など)な用途に最適
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動画の編集には高いPCスペックが必要
日頃PCを利用していると、なんだか動作が重いと感じることもあるでしょう。画面がなかなか切り替わらなかったり、キーボードが思うように反応してくれなかったりといった経験は誰にでもあるはず。webサイトを閲覧しているときであればネット回線が安定していないといった理由も考えられますが、動作不良の主な原因となっているのはPCのスペック不足。
つまりPCの性能がやろうとしている作業に見合っていないということです。日常的に動作が重くなっているのであれば、動画編集ソフトを立ち上げたときはさらに重くなってしまうでしょう。場合によってはまったく動作せず、使い物にならないということもありえます。
動画の編集には高いPCスペックが必要となります。PCスペックを左右するものとしてCPUやメモリなどがありますが、動画編集をする場合は「グラフィックボード」というPCパーツが大きく影響します。
- グラフィックボードとは?
略してグラボと呼ばれることも多いので覚えておくと良いでしょう。他にもビデオカード、GPUなどと呼ばれることもあります。このPCパーツがどのような役割を持っているか、ですが、グラフィックという言葉がついている通り主に画像や動画の処理を行っています。
実はメーカー製のPCのほとんどにはグラフィックボードがありません。それでも画像や動画を見ることはできるのですが、グラフィックボードがある場合と比べるとその差は歴然です。これまで動画編集をしているときにイライラしていた方はグラフィックボードを導入すれば、あまりの快適さに驚いてしまうかもしれません。
- 自作PCならカスタムしやすい
「グラフィックボードさえあればいいなら、自作PCにしなくてもグラフィックボードだけ買えば良いのでは?」と思うかもしれません。しかしメーカー製のPCにグラフィックボードを取り付けるのはほぼ不可能です。なぜならそもそもメーカー製のPCは新たにPCパーツを取り付けることを前提にしていないからです。また、仮に取り付けられる構造になっていたとしても、今度はPCケースの問題がでてきます。
グラフィックボードはそれなりの大きさのため、もとのPCケースにはまず収まりません。他にもグラフィックボードを取り付けたことで電力不足になり、PCが起動しないといった可能性もあります。その点、自作PCであれば最初からグラフィックボードを取り付ける前提で他のPCパーツを選べばなにも問題ありません。
また、一度完成した後でもカスタムしやすいのが自作PCのメリット。コンピュータが進化するスピードは目覚ましく、現在販売されているPCと数年前に販売していたPCではスペックに大きな差があります。現在要求されているスペックに応えるには新しいPCへ丸々交換するしかないと思っているかもしれません。しかし自作PCであれば必要なPCパーツだけ取り替えれば、一部だけスペックを調整することも可能。つまり経済的でもあるわけです。
下表が動画の編集に必要な自作PCの一例です。
写真やイラストなどの画像編集にも自作PCはピッタリ
先ほども述べた通りグラフィックボードは画像の処理にも関わっているので、写真やイラストの編集をするときも役立ちます。カメラで撮った写真やネットで拾った画像を鑑賞するくらいであればグラフィックボードなしでもそこまで問題にはなりませんが、編集をするとなれば大きな負荷がかかります。動画編集ほどの負荷ではないにしろ、やはり自作PCで快適に作業できる環境を整えるため、グラフィックボードは導入しておきたいところです。
下表が画像の編集に必要な自作PCの一例です。
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まとめ
動画や画像を編集する場合、快適に作業するためにはPCスペックを高めておくべきです。特にクリエイティブな作業で意識したいのはグラフィックボード。そしてグラフィックボードを運用するなら自作PCを作るのがおすすめです。いくらか知識を身につける必要はありますが、作業が快適になり経済的でもあるため学ぶだけの価値はあります。