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    当記事では、日々進化しているVR(仮想現実)の始め方や、スマホ型からPC接続型までのVRゴーグルの種類・スペック知識・メリットとデメリットなどを幅広く解説します。これからVRを始める人はもちろんのこと、すでにVRを楽しんでいる人も2020年の最新VR事情を再確認できるでしょう。
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【2021年版】はじめてのVR入門大全集 -必要なもの/機材の選び方/注意点- 【最新版】

  • DATE
    2019.09.03
  • WRITTEN BY
    あらびき

VRに必要なもの・機材はズバリこれ!「VRゴーグル」の選び方

VR必須機材「VRゴーグル」は大きく分けると3種類~特徴・メリットデメリットを比較

VRゴーグルは大きく分けると3種類あります。

それぞれに向き不向きがありますが、基本的にはPC接続型がもっとも性能が高く、中間が単体型(スタンドアローン型)、スマホ型は入門向けとなっています。
PC接続型は価格が高く、ゴーグル以外にPCやPS4などのハイスペックなハードが必要になる分、すべてにおいて高性能です。VR動画は高解像度で楽しめますし、VRゲームはルームスケール機能などの優れた視点追随機能により、スマホ型や単体型では味わえない臨場感が得られます。
もし予算的な問題がなければ、PC接続型のVRゴーグルを購入しておけば後悔することは少ないでしょう。

スマホ型のVRゴーグル:手軽に始められるのでVR入門に最適

スマホ型のVRゴーグルはもっとも手軽に始められるため、VR入門にはうってつけです。ゴーグル自体にVR機能がついているわけではなく、レンズのみが装着されています。VR映像は手持ちのスマホが映し出すため、スマホがなければ利用できません。

スマホ型VRゴーグルのメリット

あくまでスマホを所持していることが前提となりますが、ゴーグル自体は3000円以下で購入できるため、コストはもっとも低くなります。単体型やVRゴーグルは2万円以上の費用がかかることを考えると、VR入門としては非常に手軽と言えるでしょう。
持ち運びが楽なのもスマホ型VRゴーグルのメリットです。例えば出張先のホテルの部屋で気軽にVR動画を楽しみたい人には、スマホ型が向いているかもしれません。スマホへの充電環境さえあれば、電池の持続時間も気にせず外出中でも長時間楽しめます。

スマホ型VRゴーグルのデメリット

スマホはVR用に作られているわけではないため、どうしてもVR映像の質が低くなってしまいます。映像からは3Dっぽさをあまり感じにくく、のっぺりとした平面的な印象を受けやすいでしょう。臨場感や没入感という点では、単体型やPC接続型などのVR専用機に大きく水をあけられています。

また、安価なスマホ機種ではそもそもVRを楽しめない可能性もあるので、自分の使っているスマホがVR対応かどうかを必ず確認してから、スマホ型VRゴーグルを購入するようにしてください。

単体型:VR動画を楽しむならこれ!

単体型(スタンドアローン型)は、価格・性能のバランスが良く人気急上昇中のVRゴーグルです。単体型はPCなど他のハードと接続する必要がなく、ゴーグルだけでVRコンテンツを楽しめます。

単体型VRゴーグルのメリット

使用時に有線のケーブルでつなぐ必要がないため、部屋の中を動き回りやすいです。また、スマホ型ゴーグルほどではありませんが、自宅以外の場所に持ち運びしやすいのもポイント。さらに、PC接続型よりもゴーグル価格が控えめなので、コストパフォーマンスも良好です。

PCを持っていなくても、ネットカフェなどでVR動画のデータをSDカードなどにダウンロードしておけば、自宅に戻ってから本格的なVR動画を楽しめます。

単体型VRゴーグルのデメリット

単体型VRゴーグルはPC接続型に比べると、どうしても性能面では見劣りしがちです。PC接続型はVR映像処理をPC側で行うため、単体型よりも高解像度・高フレームレート(ぬるぬる映像が動く)となっています。

動画以上にPC接続型との差が出るのがVRゲーム。ハイスペックなPC接続型VRゴーグルのようにルームスケール機能が搭載されていないため、部屋の中で動き回る必要があるVRゲームはプレイできません。

PC接続型VRゴーグル:VRゲームも楽しめるVRゴーグルの最高峰

PC接続型VRゴーグルはとにかくハイスペック。予算が許すのならばPC接続型VRゴーグルを選んでおけば間違いない、といっても過言ではないでしょう。VRの画質、頭の動きや身体の動きを正確に検知してくれるトラッキング性能の高さでは、スマホ型や単体型VRゴーグルを寄せ付けません。

PC接続型VRゴーグルのメリット

PC接続型VRゴーグルは必ずPC(あるいはPS4などのハード)と接続する必要があります。大量の計算が必要となるVR処理はPC側で行い、VRゴーグル側では映像を映し出すことに専念する、というわけです。そのため単体型やスマホ型VRゴーグルよりも、高性能なVR映像を映し出せます。

自分の身体の位置をトラッキングしてくれる6Dofという機能は、PC接続型VRゴーグルの強みの1つです。部屋の中で前後左右に移動すれば、その動きが検知され、VR映像に反映されます。なお、機種によっては部屋にセンサーをいくつか設置する必要がある場合も。

VRゲームで頻繁に使用するコントローラーも、PC接続型VRゴーグルに付属するものは高性能です。例えばPC接続型VRゴーグルの代名詞的な存在であるHTC VIVEには、コントローラーを通して指の動きを伝える触覚フィードバック機能が搭載されています。

Hi5 VR GLOVEなど他社の専用VRゴーグルを購入すれば、VR空間で物を掴んだり、VR空間上で発生した振動が手に伝わったりと、一歩進んだVR体験が可能です。PC接続型VRゴーグルは他のタイプと一線を画しています。先進的なVR体験をしたいならば、迷わずPC接続型VRゴーグルを選びましょう。

PC接続型VRゴーグルのデメリット

PC接続型ゴーグルにもいくつかのデメリットがあります。まずPCあるいはPS4などのハードが必要になるという点です。あまりスペックが低いPCでは満足にVR動画を出力することができないでしょう。

またPCとは有線ケーブルで接続しなければいけないため、基本的には自宅でのみ楽しむデバイスとなります。外出先でVR動画を楽しむのは難しいでしょう。他のタイプのVRゴーグルに比べかなり高い値段なのも痛いところです。

VRゴーグルのスペックを徹底解説

視野角

視野角は主に水平方向の視野の広さを角度で表します。視野角の数値が高いほど、より広い視野が得られると考えてください。人間の視野角は200度前後と言われていますが、現在のVRゴーグルは110度のものが多いです。

ハイスペックなVRゴーグルの中には200度に迫るものもありますが、数はあまり多くありません。なおVRゴーグルの視野角が広くても、コンテンツ側の視野角が狭ければ意味なしです。いくら視野角200度のVRゴーグルを使っていても、コンテンツの視野角が110度ならば目には110度の映像にしか映りません。

解像度

解像度が高いとVR映像の表現力が上がります。文字や映像がくっきりと表示されて視認性が高くなり、満足度は高くなるでしょう。
ただし解像度が高ければ高いほど、VRゴーグルやPC側の処理に負担が。PCのスペックが低いのに高解像度のVRゴーグルでVRコンテンツを視聴しようとすると、映像のフレームレートが落ちてカクカクになってしまいます。また、フレームレートが低いとVR酔いも誘発しやすいので注意が必要です。

リフレッシュレート

動画とは、静止画を繰り返し描き換えて表現するものです。いわゆるパラパラマンガをイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。ディスプレイが1秒間に何回画像を描き換えられるかを表したのがリフレッシュレート。リフレッシュレート90Hzの場合は、1秒間で90回画像を描き換えられる、ということです。

リフレッシュレートが高いとVR映像は滑らかに再生されますが、逆にリフレッシュレートが低いと映像はカクカクしてしまいます。滑らかな映像のほうが没入感が高まるのは当然として、VR酔いしにくいというメリットも得られます。90HzほどあればVR酔いしにくくなるでしょう。よく似た概念としてフレームレートというものもあります。リフレッシュレートと混合しやすく、ややこしいです。

  • フレームレート…「映像」が1秒間に何回映像を書き換えているか
  • リフレッシュレート…「ディスプレイ」が1秒間に何回映像を書き換えているか

リフレッシュレートはハード側(ディスプレイ)の書き換え可能回数です。一方、フレームレートは映像側(ゲームや動画)が1秒間に何回書き換えているかを表しています。仮に動画のフレームレートが120(FPS)だったとしても、ディスプレイのリフレッシュレートが90(Hz)であれば実際の再生レートは90(Hz)となる、というわけです。

重量

VRゴーグルを長時間頭に装着し続けると、重量によって首が疲れてしまいます。ただ、もちろん軽いに越したことはありませんが、疲れやすさはVRゴーグルのどこに重心があるかにもよって異なるため、ゴーグル同士で単純に重量を比較してもあまり意味はありません。

購入前に実際に装着してみるのがベストですが、疲れやすいかどうかは1時間以上使ってみないとわかりにくいです。長く装着できる環境がないのであれば、口コミなどを参考にするといいでしょう。

3DoF/6DoF(ルームスケール機能)

自分の動きをどの程度トラッキング(追跡/検知)できるかを表します。3Dofよりも6Dofの方がより高機能です。

3Dof…頭の回転のみをトラッキング

3Dofは頭の回転のみをトラッキングします。VRゴーグルを装着したまま首を回転させて上を見上げたり、後ろを振り返ったりといった動きを検知可能です。ただし頭の回転を伴わない動きはトラッキング不能。例えば歩き回ったり、しゃがんだりといった動きは頭が回転しないため、VRゴーグルでは一切検知できません。

6Dof…頭の回転に加えて上下左右の身体の動きをトラッキング

6Dofは3Dofでトラッキングできる頭の回転に加えて、身体の動きも検知できます。VRゴーグルを装着したままジャンプしたりしゃがんだりすれば、VRの世界にもその動きが反映されます。主にVRゲーム向けの機能と言えるでしょう。なお、6Dofのことを「ルームスケール」と呼ぶ場合もあります。

今回はPC以外でのVR体験ができるデバイスをコンテンツを含めて紹介、覚えて帰っ…

必要なPCスペック

VRコンテンツ映像の処理をPC側で行うPC接続型VRゴーグルの場合、必要なPCスペックのチェックは重要です。必要スペックを満たしていないPCだと、満足にVRコンテンツを楽しめないでしょう。

特に、快適にVRコンテンツを楽しむために必要なグラフィックボード(GPU)のスペックは、必ず確認しておきましょう。スペック不足の場合は解像度を落とすか、フレームレートを落とさなければいけません。低い解像度や低フレームレートはVR酔いを引き起こしかねないので注意が必要です。

もし自作PCで組むのなら、グラフィックボードに予算を集中させると良いでしょう。つぎに重要なのがCPUとなります。

とびっきりのかわいいアイドルと部屋で2人きりになったり、銃を持って戦場を走…

2020年最新版のおすすめVRゴーグル

スマホ型VRゴーグルのおすすめ4選

 3000円以下で購入可能なスマホVRゴーグルを2つ紹介しましょう。ただ、スマホ型VRゴーグルは大量に発売されているものの、正直に言ってどれもあまり大差がないのが実情です。

「MZTDYTL-VR」

AmazonのスマホVRゴーグルの売上げランキングで、常に上位を獲得しているのがMZTDYTL-VRです。4.7〜6.2インチのスマホならばほぼ収納可能で、イヤホンも付いています。メガネをつけたまま装着しやすいのもポイントが高いです。

「SAMONIC 3D VRゴーグル」

こちらも人気のスマホ向けVRゴーグルです。Bluetooth対応のコントローラーも付属しているので、すぐにVRゲームを楽しめます。

「Dasimon」

ヘッドフォン一体型のスマホ用VRゴーグル。瞳孔距離や焦点距離の調節が可能で、眼精疲労を軽減させるブルーライトカット機能や磁放射線防護機能も。4.7~6.5インチまでのiPhone・Androidスマホのほぼ全機種に対応しています。

「THCL」

ヘッドフォン一体型で4.7~6.2インチの幅広いサイズのスマホに対応。レンズにはブルーライトカットが採用されています。Amazonで3000円を切るリーズナブルな価格でVRを体験できます。

単体型VRゴーグルのおすすめ4選

「Oculus Go」

2018年に登場して、単体型VRゴーグルの人気を一気に押し上げたのが「Oculus Go」。32GBモデルで約24,000円と手軽な価格が人気の理由です。メガネスペーサーを内側にセットすることで、よほど大きなメガネでない限りは安心してゴーグルを装着できるのも嬉しいところ。単体型VRゴーグルではもっとも有力な選択肢となるでしょう。

「Oculus Quest」

Oculus Goの上位版として位置づけられるのが、2019年5月21日に発売されたOculus Questです。最低価格の64GBモデルが約50,000円と、Oculus Goの2倍近い価格となっています。頭の回転だけしかトラッキングできなかったOculus Goと違い、こちらのQuestは6Dofです。そのため、体の動きもしっかりと検知してくれます。走ったり飛び跳ねたりという動きを使ったVRゲームを楽しみたいなら、Oculus Questの方が向いているでしょう。

「Mirage Solo」

レノボによるスタンドアローン型VRヘッドセット。6DoF対応(コントローラーは3DoFまで)にインサイドアウトトラッキング機能を搭載しています。

「Pico Neo」

Pico Technology JapanのスタンドアローンVRヘッドセット「Pico Neo」。解像度は2880×1600ピクセル(3K)で、視野角(FOV)は101度。6DoF(6自由度)のインサイドアウトトラッキング機能を持つなど高スペックVR機器です。

PC接続型VRゴーグルのおすすめ5選+α

スペック比較

「HTC VIVE」

PC接続型VRゴーグルの世界を切り開いた歴史的なゴーグルとして、後世に語り継がれる名機が「HTC VIVE」です。2016年4月の発売と、この手のデバイスとしては少々古い部類に入りますが、徐々に軽量化を果たして使いやすくなるなど、いまだにマイナーチェンジを続けています。

「HTC VIVE PRO」

HTC VIVEの解像度を向上させたモデルがHTC VIVE PROです。視野角は110度と変わっていませんが、2160×1200から2880×1600へと大幅に解像度がアップしたのが最大のポイント。また、高機能版ながらストラップを含めた総重量はさらに軽くなっており、重心調整も行なわれているため装着感は増しています。長時間プレイでも疲れにくいでしょう。

「Oculus Rift S」

「Oculus Rift S」は、HTC VIVEのライバル的な存在です。前機種Oculus Riftより解像度が上がっており、外部センサーなしでトラッキングしてくれるようになりました。PC接続型VRゴーグルとしてはHTCに遅れを取っていたOculusですが、Oculus Rift Sで挽回となるでしょうか。

「Pimax 8K」

VRゴーグルにもついに8Kモデルが登場しました。Pimax 8Kは片目3840×2160という超高解像度に加え、人間の視野の限界に迫る200度の視野角を兼ね備えたハイスペックVRゴーグルです。要求されるPCスペック(グラボ:GTX1080Ti〜RTX2080Ti推奨)は高いですが、その分スマホVRや単体型VRとは比べ物にならないぐらいの高画質が得られます。

「Acer AH501」

Windows Mixed Reality向け機材として発売されている商品ですが基本的に上記紹介している機器同様にVRを体験することが可能となります。最大の特徴としては他のVR機器に比べPCスペックを必要としないことが言えるため、お試しでPC 接続型VRを体験してみたいといった方にはおすすめかもしれません。

「PlayStation VR」

PlayStation4に接続することで、PSストアなどで配信されるVRゲームが楽しめます。この価格ながらアウトサイドイン方式のポジショントラッキングに対応していることが大きな強みです。

「Vive Cosmos」

HTC社開発のPC用VRゴーグルです。インサイドアウト式トラッキングを採用しており、外部センサーを設置することなく6Dof対応。解像度は2880×1700ピクセルの高解像度を実現しており、高画質なVRコンテンツを楽しめます。

人気のハイエンドVRゴーグルといえばHTCVIVEとOculusRiftでしょう。共に10万…

VRchatに必要なもの・機材は?

オンライン上にあるVR空間にて、世界中の人と「自分の好みのアバター」を使用して交流ができるVRchat。VRヘッドセットが絶対必須ではなく、PCの画面上でも利用は可能です。
しかし、このVRchatではボディトラッキングにより自分のカラダの動きをアバターに反映させることができるため、コミュニケーションの幅を大きく広げるためにVR機材は最低限準備をしておく必要があると言えるでしょう。
推奨されているVRヘッドセットは「HTC vive シリーズ」「Oculus Rift シリーズ」、そしてそれらが正常に動作するスペックのPCが最低限の必要機材となります。

PS4のVRに必要なもの・機材は?

PlayStation4に接続することで楽しめるPS4のVR。PS4とPSVR機器があればプレイできると思われがちですが、これらの他にも必要な機器があります。

ひとつはテレビ、もしくはモニターです。タイトルによってはPS4にPSVRのみをつないだ状態でプレイすることも可能ですが、コンテンツやモードによってはテレビやモニターへの接続が必須というケースがあるようです。

また、PSVRはプレイヤーの頭部の動きを感知するセンサーが必要になることから、「PlayStation Camera (PSカメラ)」も必須となります。

そもそもVR(仮想現実)とは?

機材を揃えるにあたって、VR(Virtual Reality/仮想現実)とは何なのかを確認しておきましょう。

一度でもVRを体験したことがある人ならともかく、未経験の人だとVRを勘違いしかねません。特に頭に装着するゴーグルに映る世界がどうなっているのかについて、誤解している人は少なくないのではないでしょうか。

ヘッドマウントディスプレイとは違うの?

VRゴーグルは、ただのヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)とは違います。大画面で映像を楽しめるという点はVRと同じですが、1つだけ決定的に異なるところが。それは「トラッキング機能」です。

現実世界では、頭/首を傾けるとそれに伴って視点も動きます。首をひねって後ろを振り向けば自分の背中側の風景を見ることができますし、見上げれば空や天井が目に飛び込んでくるでしょう。

VRも現実世界と同じで、頭を動かせば視点も動きます。VRゴーグルにセンサーがついており、頭の動きを検知できるようになっているからです。後ろを振り向けば、VRゴーグルの映像もぐるっと180度回転して、自分の後ろ側の風景を映し出してくれます。

VRは人の身体の動きもトラッキングできる

高性能なVRゴーグルは視点の動きだけでなく、VRゴーグルを装着している人の身体の動きもトラッキング可能です。

部屋の中で歩いたり飛び跳ねたりといった行動がVR映像にも反映されます。それに対してHMDは、いくら頭や首を動かしても映像に変化は起こりません。VRのように、本当にその場にいるかのような臨場感までは得られないのです。

ポケモンGOで有名な「AR(拡張現実)」とは違う技術

大人気となったポケモンGOにはAR(拡張現実)という技術が使われています。ARはVR技術の一種ではあるものの、この2つの間にはかなりの差異が。
ARは現実世界の映像に、仮想的な何かを映し出す技術です。例えばポケモンGOであればスマホのカメラで現実世界を映し出し、その上にARでモンスターを重ね合わせます。VRとARは混同されがちですが、まったく別の技術だと考えた方が良いでしょう。

ARとはいったいなんでしょうか? ポケモンGOでARを体験したことがあるにも関…

VRにはどんなコンテンツがあるの?

VRは動画系/ゲーム系の2つのコンテンツが主流

VRで楽しめるコンテンツは主に以下の2種類です。どちらのコンテンツを主に楽しむかで、購入すべきVRゴーグルの種類が決まります。

  • VR動画
  • VRゲーム
VR(仮想現実)という概念が盛り上がっています。ただ、VRは実際に体験し…

臨場感抜群の「VR動画」が一番人気!特にアイドル系動画はVRコンテンツの王様

VR人気を引っ張っているコンテンツが「VR動画」です。現実世界ではなかなか体験できないようなことを、VRゴーグルの中で仮想的に体験できる点で人気を博しています。誰もが少なからず、美男美女と同じ部屋で2人きりで過ごしたいという願望を持っていることでしょう。現実世界ではなかなか味わえないそんな贅沢なシチュエーションでも、VRならお手の物です。VRゴーグルを装着すれば、目の前に信じられない光景が一瞬で広がります。

本当はジロジロと見てはいけないところでも、VRなら遠慮せずに見放題!頭を動かせばVRゴーグル内の映像も動くため、本当に目の前にアイドルやイケメンがいるかのような臨場感を味わえます。手を伸ばすと触れられそうな、あるいは相手の息遣いが聞こえてくるような距離の近さは、ただのHMDでは絶対に味わえません。自分の意志で視点が動くVR動画だからこそ体験できるリアリティーなのです。

現在リリースされているVRコンテンツの中でも、グラビアアイドルやセクシーアイドル系のVR動画はダントツ人気。一度味わえばやみつきになる、それがVR系アイドル動画と言えるでしょう。

「VRゲーム」は自分視点で敵と戦うFPS系ゲームが人気

VRゲームは自分の目線でゾンビや相手の兵士と戦うFPSというジャンルが人気です。後ろを振り向けば視点が切り替わり、背後から迫ってくる敵に視点の照準を合わせることも可能。360度全方向から迫りくる敵を銃で撃退するFPS系VRゲームは、普通のゲームでは味わえない臨場感にあふれています。

なお、VRゲームは視点の動きが激しいため「VR酔い」が起こりやすいです。頻繁に乗り物酔いをしてしまうという人は、購入する前に試してみることをおすすめします。

どのコンテンツをメインに楽しむかで必要なVRゴーグルが決まる

もしVRゲームを楽しみたいのなら、できるだけハイスペックなゴーグルを使う必要があります。相手の肌の質感すらも感じられそうな高画質なVR動画を視聴するなら、これまたハイスペックなゴーグルが必要です。

逆にちょっとしたVR動画を手軽に楽しむだけなら、リーズナブルなVRゴーグルやスマホ型VRで構いません。VRゴーグルを買う前に、自分がどのようなコンテンツを楽しみたいのか考えておくことが重要です。

VR の可能性と未来がわかる「レディ・プレイヤー1」ブルーレイ/DVD/動画配…

VRコンテンツはどこで手に入れる?無料のVRコンテンツも紹介

VRゲームなら「Steam」と「PS4のVR対応ゲーム」が高品質

VRゲームの入手先としては「Steam」が最大級のゲーム数を誇ります。SteamはPCゲームの配信プラットフォームとしては一人勝ち状態で、一生かけても遊び尽くせないほどの本数が購入可能です。また、HTCやOculusのようにVRゴーグルメーカーが異なっても同じようにプレイできる、「SteamVR」というアプリケーションも用意されています。
PS4のゲームも一部VRに対応済みです。例えば人気レースゲーム「GT SPORTS」のVRモードは実車の運転席を忠実に再現しており、本当に運転しているような臨場感を味わえます。他にも「エースコンバット7」はパイロットとなって戦闘機を操作するフライトシミュレータの決定版ですが、これにもVR専用のモードが用意されており、コックピットの中で自由に視点を変えながらのフライトが可能です。

いよいよ、Windows Mixed Reality が最高に楽しめるSteamVRを楽しんでみた。…

DMMは国内最大級のVRコンテンツサイト

VRを楽しんでいる人の95%以上はVR動画の視聴がメインで、そのうちの大半がアイドル系動画を視聴しているという興味深い調査結果もあるほど。そんなアイドル系VR動画の購入先として真っ先に挙がるのがDMMです。
DMMのグラビアアイドル/セクシーアイドル系のVR動画は質・量ともにダントツで日本一の品揃えを誇っており、後続を寄せ付けません。対応しているVRゴーグルも幅広く、ぜひ覗いてみて欲しいVRコンテンツ配信サイトの1つとなっています。

DMM VRデビュー!!スマホからPCまで楽しめるVRコンテンツの最高峰…

YouTubeにもVR動画が激増中!無料で視聴可能

無料でVRコンテンツを楽しみたいなら、YouTubeで「VR」と検索すると良いでしょう。まずはVR動画の定番「ジェットコースターもの」を視聴してみるのがおすすめ。頭の動きに合わせて映像が360度動くため、本当にジェットコースターに乗っているような気分を味わえます。振り向けば、後ろの座席のオジサンがすごい顔で絶叫している…なんてことも。

本日は自作PCというよりもコンテンツについてのご紹介をば、記事としてはVR機…

VRの注意点は「VR酔い」と「子供禁止」

誰もが悩む「VR酔い」とは

VR体験時に注意したいのがVR酔いです。目や脳をだますことで、平面のディスプレイに映しだした映像を立体的に見せるVR(3D)ゴーグルは、同時に人間の平衡感覚を狂わせてしまいます。激しく映像が動いたり、自分が予測した映像と現実の映像にズレがあったりすると、あっという間に酔ってしまうでしょう。VR酔いを防ぐ対策としては以下があげられます。

  • リフレッシュレートが高いVRゴーグルを使う(映像がカクカクしていると酔いやすい)
  • 高解像度や視野角が広いVRゴーグルを使う
  • 動きが激しいコンテンツを視聴しない

もしどうしてもVR酔いが収まらない場合は、体質の問題として諦める潔さも必要です。酔った状態で無理してVRを視聴し続けると脳の平衡感覚にも影響が出る恐れがあるので、くれぐれも気を付けてください。

13歳未満の子供には長時間プレイさせないようにしよう

13歳未満の子供がVR映像を長時間にわたって視聴すると、脳や目に致命的なダメージが蓄積されることがあり、非常に危険です。自宅に子供がいるならVRゴーグルは厳重に管理し、子供が勝手にプレイできないようにしてください。
VRを含む3Dゴーグルは左右の目に別々の映像を送ります。この左右の差を使って脳をだますことで3Dを表現しているのです。
ただ、子供は脳が未発達なため、3D映像を長時間見続けてしまうと目が内側に寄って戻らなくなる「斜視」を発症する可能性が出てきます。一時的に斜視になっても回復しやすい大人と違って、子供は最悪の場合手術をしなければならなくなることも。
短時間のVR映像の視聴であれば問題はありません。しかし毎日数時間ほど視聴していると、数カ月で致命的な斜視を発症する恐れがあることは覚えておいてください。家庭に子供がいる場合は、VRを扱う最大の注意点となるでしょう。

VRゴーグルは視界が完全に遮られるので部屋に人が入ってきても気づかない

 VRゴーグルは周囲の視界を完全に遮ります。またヘッドホンから流れる音によって、周囲の環境の変化にも気づきにくくなります。

例えばVRゴーグルを装着して、部屋でグラビアアイドルの映像などを楽しんでいるとしましょう。そこに家族が入ってきても視界と音を完全に遮断されているため気づくのは困難です。いざ映像を見終わってゴーグルを外したら、眉をひそめた家族がすぐそばに立っていた…という悲劇が起こることもありえるでしょう。デリケートな映像をVRで楽しむ場合は、十分に注意してください。

また屋外でスマホ型や単体型VRゴーグルを装着するのは非常に危険な行為です。平衡感覚がなくなりますし、周囲の状況の変化に気づきにくくなり、転落事故や車との接触事故などを引き起こしかねません。VRは安全な屋内で楽しむようにしてください。

ゴーグルとメガネの相性にも注意

メガネとVRゴーグルが干渉して装着できない、なんてこともあります。メガネをかけたままVRゴーグルを装着できるかどうか、できる限り試着をしてから購入しましょう。メガネとVRゴーグルが触れないように、メガネスペーサーが付属しているOculus GOのような機種を選ぶのも良い選択です。

最後にVRの始め方や必要な知識・注意点などを再確認しておこう!

2020年版の正しいVRの始め方や必要な知識、注意点などを詳しく解説してきました。最後まで読んでいただいたあなたなら、めくるめく仮想現実の世界を自宅で楽しむための準備はもう万全でしょう。最後に重要なポイントをまとめておきます。

  • コンテンツを決める→VRゴーグルを買う、という流れが正しいVRの始め方
  • PC接続型ゴーグルを購入しておけば後悔する可能性は低い
  • 自作PCならVR向けに特化した構成を安く組める
  • VR酔いや13歳未満の子供はプレイ禁止などの注意点はしっかりおさえておく

さあこれでVRの始め方は完璧です!さっそくVR動画やVRゲームをプレイしてみましょう!

これさえ読めばすぐに自作PCができちゃうかも!? 各詳細記事へのリンクもつ…


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