テレワーク向けデスクレイアウト8選 | 在宅勤務も自分の時間も楽しめる部屋作り
コロナ禍以降、在宅勤務やテレワークは一般的なワークスタイルとして定着し、PCの使用は不可欠。ところが急遽自宅をオフィス化したため、PCを置くデスクとその周辺レイアウトで苦労されたという話も多く聞きます。
そこで今回はPCデスク周り投稿サイト「DIGITAL DIYer」の人気シリーズである「PCデスク周りを晒している方」へのインタビュー記事から、おすすめのテレワーク向けデスクのレイアウトを紹介します。
代表的なテレワークのデスクレイアウト
会社の広いオフィスであれば、広い作業デスクを導入するのは簡単。しかし生活に必要な家具も置いてある自宅では、PCデスクに使えるスペースは限られています。よってまずは「PCデスクを部屋の中でどう配置するか?」を解説します。
壁付けI型
テレワークでは向かい合わせに座る同僚は居ません。なので、真っ先に考えられるのが壁に向かうように座る「壁付けI型」でのレイアウト。
そもそも自宅ではデスクに使える面積が少ないですし、生活に必要な家具も配置されており、それらの動線を確保するのであれば自然とこのようなスタイルに落ち着くことが多いです。
壁付けL型
広い天板を持つL字デスクを使うのであれば、「壁付けL型」のレイアウトがおすすめ。
部屋の角は使いどころが難しいデッドスペースとなりやすい部分なので、L字デスクの形状に合わせて配置することで有効活用できます。またL字デスクでなくとも壁付けI型の状態から、ワゴンやラックを使ってL型にすることもできます。
その他
I型やL型は壁に向かうスタイルになり、前方からの閉塞感や圧迫感があると感じる方もいます。そういった方に人気があるのが「アイランド型」になります。
デスクの短辺を壁に付ける、あるいは完全に壁から切り離して中央に向かって座ることで開放感が得られます。対面での会話のあるシーンにおいても採用されるレイアウトです。また中央に向かう関係上、壁を背にして座ることになりますので、ウェブカメラで写り込む物や範囲を限定することもできます。
逆に閉所の方が落ち着く、周囲からの視線を遮りたいという方には「コの字型」という選択もあります。
PCデスクがギリギリ入る横幅しかないロフトベッド下や細長い部屋に多く見られますが、手の届く範囲にガジェットを配置することで機能的に。大きな部屋の場合はパーテーションやテントを利用することで、一時的にコの字型のレイアウトにすることも可能です。
その他ノートパソコンの場合は、軽量で可搬性があるため通常のPCデスクに留まらず、ローテーブルや座卓など床に座るスタイルや、ベッドなどでゴロ寝をして使うということも可能になります。
【壁付けL型】| おいたん/Oitan さん
ここからは過去に当サイト「digitaldiy」で紹介したPCデスク周りをもとに、具体的なデスクレイアウトやPCデスク周りを8つ紹介します。
まずはおいたん/Oitan さんの、壁付けL型のデスクレイアウトをご紹介します。
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16971/
壁付けL型レイアウトによる広い作業スペースを使ったデスク例としては、「おいたんさん」のデスクが参考になります。L字型にモニターを配置して、3枚以上のモニターを使ったウルトラワイド環境を構築しています。
またその表示領域を出すためのグラボを始めとしたPCスペックも高く、主にゲームや動画編集用途で使用されているとのことです。
【壁付けL型】 | こたつ/炬燵さん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16573/
YouTubeにてゲーム配信されている「こたつさん」のレイアウトはやや特殊。トリプルモニターをL字ラインに沿って配置しているのですが、メインモニターは左モニター。これは座席の左側に窓を配置した関係で、窓からの風景も考えての配置となっています。
結果として右側の天板部は一部アイランド型となっており、落下防止のためモニターアームを使用しています。
【壁付けL型】| 1891yuuki – コピー.exeさん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/17317/
「1891yuuki – コピー.exeさん」はPCデスクそのものは壁付けI型となっており、デスク上にはモニターやPC周辺機器のみとし、右手側に大型のデスクトップPCがL字になるように配置されています。
ケース本体にキャスターが付いており、持ち上げができないほど巨大なデスクトップPCは本格水冷仕様。グラボ4枚差しも視野に入れて組み上げられています。またそれ以外にも2台のデスクトップPCが使われています。
【壁付けI型】| あべし.さん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16984/
「あべし.さん」は壁付けI字スタイルで、デスクトップPCもデスクの上に配置。白を基調としたパーツとクリアサイドパネルを採用したデスクトップPCは、インテリアとしても見栄えする仕上がりです。
このデスクは電動昇降デスクとなっており、高さ調節が可能。モニターアームも使われていることで細かい微調整が可能となっており、機能性にも優れています。
【壁付けI型】|not found 404🎃かぼちゃ🎃さん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/15568/
「not found 404🎃かぼちゃ🎃さん」はバルコニー側に向けられた壁付けI型となります。
モニター3枚が横に並ぶトリプルモニター構成、そしてモニターも大きな角度が付いていますので奥行きのある天板が使用されています。左右のモニターの後ろにスピーカーを配置することで、デッドスペースとなる場所の活用法も工夫もされています。
【その他】 |黒音|快適な秘密基地デスクさん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16562/
変則的なレイアウト例としては「黒音|快適な秘密基地デスクさん」も該当します。一見すると壁付けI型環境が2つある感じなのですが、1つはベッドを使っています。
モニターがそれぞれ離れた場所に2台ありますが、これは1台のデスクトップPCに繋がっているマルチモニター環境です。PCデスクは壁付けI型にラックを付けてややL字状に。ベッド側には足元にモニターを配置して、周囲を囲むようにラックなどが組まれています。
【その他】|JYさん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16964/
こちらも壁付けI型を基本としている「JYさん」のレイアウト。JYさんは都合3つのシステムを運用しており、うち1台がアイランド型に近いものとなります。
アイランドとなっているのは部屋中央にあるローテーブル。ここにゲーミングノートPCがあり、ソファーに座りながら作業ができるといったスタイルになります。前方にはテレビ、ソファー後方には小型冷蔵庫もあるので、娯楽目的での使用も考慮しての配置となっています。
【その他】 |まぐろさん
引用元:https://digitaldiy.jp/article/firstdiy/16317/
アイランド型が極まったスタイルになると、デスクそのものの移動も可能に。
「まぐろさん」は10年以上在宅にて仕事をされています。仕事用の書斎部屋を持たず家族の要望などに合わせた結果、書斎そのものが移動できるPC環境が構築されました。これはノートPCの可搬性が最大限に活かされたシステムとなります。
まとめ
通常のオフィスでは個人でデスクレイアウトを決めることはできません。しかしテレワークや在宅勤務であれば、周辺機器などの選択肢と自由度は格段に上がります。
困るのはその裁量が自分にゆだねられること。会社が用意したオフィスにセンスは問われなくても、自宅のレイアウトはセンスが問われる気がして「どんなデスクレイアウトがいいのだろう」と迷ってしまう方も多いはず。
基本的には、必要な機材と周辺機器の使い易さや快適さの追求を目指すのがおすすめです。自分好みのデスクレイアウトによって、テレワークで高いモチベーションが維持できるなら好都合です。
可能な限りストレス要素を排除した環境を構築し、パソコンや周辺機器もより自身のパフォーマンスが発揮できる物を選び、テレワークでのデスク環境を楽しんでください。