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    機能はCPUに似ているけれど、選択肢の幅がとーってもひろいグラフィックカード。メーカー、チップセット、形状などの違いで、CPU以上の種類があり、初心者でなくても迷ってしまいます。そんなグラフィックカードを選ぶポイントを前後編で説明します!
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「はじめて自作」第27回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント – グラフィックカード(前編)

  • DATE
    2018.10.01
  • WRITTEN BY
    せれろんやまだ

>> 関連記事 :「はじめて自作」第26回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント – マザーボード(後編)

今回説明するグラフィックカードは、その使用用途はもちろんですが、

・搭載しているGPU

・グラフィックカードの形状

・モニタ端子(モニタとグラフィックカードをつなぐ際の規格)

が選ぶときに重要になります。しかも、グラフィックカードを製造販売しているメーカーはかなり多く、CPUのように2択というわけにはいきません。まずは、グラフィックカードの性能をみるためのスペックの見方を理解して、その後、GPUやその製品ブランドの説明をしたいと思います。

グラフィックカードの性能を見る上で、基本的なものには以下があります。まずは、搭載GPU以外のスペックが実際にどう書かれているかをみてみましょう。

① ビデオメモリ(VRAM):

グラフィックカードに搭載されているメモリです。モニタに描画するためのデータを一時的に保存しておく場所です。ここの容量が大きいほど、処理できるデータ量が大きくなるので、画面の描画がスムーズになります。この場合、GDDR5規格のメモリで、容量11GBのものを搭載している、という意味になります。

 

② インターフェイス:

グラフィックカードとマザーボードを接続する際の規格になります。現在ほとんどが「PCI-Express 3.0 x16」になります。

 

③ モニタ端子:

搭載しているモニタ端子の種類で、現在多いのは「HDMI」、「DVI」、「DisplayPort」、「miniDisplayPort」になります。これらの端子名の後につく「x〇」は、その端子の数を表します。

 

上記は、各メーカー共通のスペック項目になりますので、この後説明する、NVIDIA製のGPUでも、AMD製のGPUでも、表記は同じになります。それでは、グラフィックカードの性能を左右するGPUとそのメーカーの説明からいきましょう。

 

 

 

2大GPUメーカー NVIDIAとAMD

GPUは、CPUと同じく演算装置の一種ですが、主に「グラフィック」に関係した演算や処理を中心に行います。現在、GPUの2大メーカーと言えば、「NVIDIA(エヌビディア)」と「AMD(エーエムディー)」です。AMDは、先に説明したCPUのメーカーと同じです。CPUと同じく、どちらが良くて、ということはなく、それぞれに「製品ブランド」と「製品シリーズ」、そしてその特徴があります。

製品ブランドは、主に「使用する分野」で分けられています。そのブランドの中で、CPU同様、性能差を表す英字や数字で、GPUの種類が分けられています。GPUの性能差は、主に「コアクロック数」と「コア数」、「メモリクロック数」になり、いずれの数も、大きくなれば大きいほど、処理能力が高いことを示します。

 

 

 

NVIDIA製GPUのブランドと機能

NVIDIA製のGPUブランドには、ゲームユーザーを中心に、一般向けである「GeForce(ジーフォース)」と、映像処理や画像処理、モデリングなど、クリエイティブ業務用途に特化した「Quadro(クアドロ)」があります。今回は、一般向けである「GeForce」を説明したいと思います。

GPUの表記は以下のようになっています。

① 製品ブランド名です

② クラス:「GTX」は、GeForceの中での製品のクラスを表します。上位から「GTX→GTS→GT→(なし)」になります。

③ 「1080」のうち、「10」はシリーズを表します。ここの数字が大きければ大きいほど、新しいシリーズ(最新のGPU)になります。

④ 後ろの2桁(この場合「80」)は、シリーズ内の性能を表しており、同シリーズ内であれば、数字が大きいほど性能が高いです。

⑤ 数字の後ろに「Ti」と表記がついた場合、その表記がないものに比べて性能は高くなります。

 

現在、GPUの主流はGeForce 10シリーズになっています。性能と価格帯は、

となっています。価格も、ハイエンドになると10万円前後、エントリーになると1万円前後とその差はなんと9万円になります。

 

 

 

AMD製GPUのブランドと機能

次に、AMD製のGPUです。AMDは「Radeon(ラデオン)」と呼ばれるGPUを一般向けにラインナップしています。こちらも、クリエイティブ向けに別のGPUをラインナップしていて、「Firepro(ファイアプロ)」と呼ばれています。AMD製GPUも、一般向けである「Radeon」を例に説明したいと思います。

① 製品ブランド名です

② 「RX 580」のうち、「RX 5」まではシリーズを表します(RX 500番台シリーズと呼ばれています)。ここの数字が大きければ大きいほど、新しいシリーズ(最新のGPU)になります。

③ 後ろの2桁(この場合「80」)は、シリーズ内の性能を表しており、同シリーズ内であれば、数字が大きいほど性能が高いです。

 

RADEON RX 5xxシリーズは以下のようになっており、性能と価格帯は

となっています。ハイエンドクラスは、「RADEON RX Vega」シリーズとなり、最上位の「RADEON RX Vega 64」が10万円前後、下位の「RX Vega 56」が8万円前後です。

 

 

 

用途に合わせたGPUを選ぼう!

では、どのGPUを選べばよいのでしょうか?3Dでかつ高精細なグラフィックを要求するゲームや、動画編集や3Dモデリングなどでは、ハイエンドのGPUを選べば選ぶほど、描画速度も速くなり、なめらかでかつもたつかない表示が可能です。写真編集や2Dでのグラフィック作成であれば、エントリークラスのGPUでも十分にその処理速度を体感することができます。ゲームPC同様、ハイエンドであればあるほど、グラフィック作業においても高速な処理が可能になります。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第28回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント – グラフィックカード(後編)

 

 

 

次回は「グラフィックカードの大きさとモニタ端子からの選び方」

今回は、GPUの種類と用途に応じた選び方を説明しました。次回は、その次に重要な「グラフィックカードのサイズとモニタ端子からの選び方」を説明します。注意点を確認して、失敗のないグラフィックカード選びをしましょう!


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