「はじめて自作」第20回 自作パソコン・まとめ
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パソコンを使いこなす前に、重要なのはやはり「ハードウェア」
パーツの役割を調べて、自分の使用目的にあった構成を考えて、お店でそれらを購入して、1から組み立てて、OSとソフトウェアをインストールして…と、すでに出来上がったパソコンを買うより、時間も労力もかかる自作パソコンですが、それだけにパソコンに対する知識も愛着も沸くのではないかと思います。
自作パソコンのはじめの一歩は、やはり「パソコンで何をしたいのか?」を考えることだと思います。画像や動画編集をしたい、プログラミングをしたい、マイニングをしたい、ゲームをしたい、とにかくなんでもしたい、でも良いと思います。お財布に余裕があれば、あらかじめ高いスペックのパソコンを作ることで、何にでも使える(=様々なソフトウェアをストレスなく使える)ことは間違いありません。
OSやソフトウェア、そしてインターネットを経由して入ってくる情報など、デジタルの処理をこなしてくれるのは、個々のパーツである「ハードウェア」と、それに指示を与え、結果を返す「周辺機器」です。人間は、パソコンを使って作業はできても、その作業の先にある「情報処理」、つまりプログラムの解析や、実行速度の調整などはできません。ハードウェアの性能によるのです。このハードウェアの性能を、自分にあった内容で構成できるのが自作パソコンです。
さぁ、やりたいことをやろう!
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作ったパソコンが使えるようになったら、もうあとは「やりたかったことをやる」のみです。
ゲームをやりたかった人は、好きなタイトルをインストールして、どんどんやりこんで、そのスキルを極めましょう。クリエイティブをやりたかった人は、画像や動画編集ソフトをインストールして、まずは使ってみましょう。このDigital DIYでも、初めの一歩のコラムが掲載されているので、それをやってみるのも良いですね!
プログラミングをやりたかった人は、まずはそのプログラムを動作させる環境をパソコンに構築して、プログラムを書くエディタを用意してやってみましょう。
使いたい言語をインターネット上で検索すれば、「どうやって実行できるか」「どうやって環境が構築できるか」が分かると思います。マイニングをやりたかった方も、必要なツールをダウンロードしたり、情報を登録して開始してみましょう。こちらも、このDigital DIYで方法の記事が掲載されているので、それを参考にして開始すると良いですね!
パソコンを作ることより、ソフトウェアを使いこなしたり、プログラミングのスキルを身に付けたりすることの方が、ずっと大変です。
ですが、段階を踏んで、少しずつ紹介されているスキルが自分のものになって、自分のやりたいことが思うとおりにやれる日がいつかくるのも間違いありません。
そして、自作パソコンも一度作って終わりではありません。もう少しメモリを増やしたいな…ストレージを増やしたいな…といったときに、手軽に増設できるのも自作パソコンの強みです。また、よりスペックの良いパーツが出たときなどは、状況に応じてアップグレードすることも簡単です。ソフトウェアとハードウェアのバランスを見ながら、双方強化していきたいところですね!
この記事を読んで、「パソコンを作ってみようかな」「パソコンで何かをやってみようかな」と思っていただいた方がいたら、とても嬉しいです。
ぜひ、自分の「やりたい」を、デジタルの世界で表現してみてくださいね!