PCデスク晒しちゃってる方に突撃インタビュー!2020 あなたのこだわり語っちゃってください!第35弾!
今回も、Twitter及びDigital DIYer (https://digitaldiy.jp/diyer) サイトで、PCデスク周りを公開され、かつご承諾いただいた“tacosman”(@fu_takos_)さんにお話をお伺いしました。
とにかく大きな湾曲モニターと木製の幅広デスクの存在感と、生活感を感じさせないスッキリとした空間が印象的なtacosmanさんのお部屋。お写真を見る限りそのお部屋の形状も少し独特のような気がします。PCも小型で、デスクの領域を邪魔せず、かつインテリアとして十分なじんでいます。大きなモニターの壁掛けは、空間の活用とシンプルさの代表のような気もしますが、一体どうやって実装しているのでしょうか?
まずはPC周りについておうかがいします!
tacosmanさんがお使いのPCスペックは以下です。ITXのPCにハードチューブを用いた本格水冷を導入されています!電源ケーブルの長さや無駄のない配管など、ひとつひとつをこだわりぬいて組んだPCとのことです。
ケース | GEEEK A60 PLUS |
CPU | Intel Core i5-9600K |
マザーボード | ASUS Z390-I GAMING |
メモリ | T-Force Dark Pro 16GB 3466MHz |
グラフィックカード | GTX1080 |
電源 | CORSAIR SF600 |
CPU、GPUは本格水冷(EKWB、XSPC、BARROWその他)
― PCの用途を教えていただけますでしょうか?
PCの用途は主にゲーム(FF14)とモデリング(blender、Fusion360など)、プログラミングです。
― ハードチューブや電源ケーブルの長さや取り回しはどのように決めていきましたでしょうか?
チューブや電源ケーブルの長さは実際に長さをはかって決めています。取り回しについては、このケースでシンプルかつ無駄の無い配管をする場合、今の配管の状態以外思いつかなかったといった感じです、、、、、
― 苦労したポイントはどこでしょうか?
このケースは割と余裕を持って設計されているのであまり苦労したところはないのですが、ハードチューブ特有のズレの修正が大変でした。(これはハードチューブでの本格水冷をする場合どんなケースでも起こります)
次にPCデスクについておうかがいします!
― 非常にシンプルかつインパクトのあるPCデスクですが、コンセプトを教えていただけますでしょうか
「生活感の排除」をコンセプトにしています。
無線デバイスや壁掛けモニターを活用しケーブルを見せない、シンメトリーでバランスの取れた配置を意識、デスク上に余白をもたせる、これらを意識することで生活感の排除を実現しています。
“シンプルかつインパクトのあるデスク”のとおり、ものの少なさや色の統一感でシンプルさを出し、そこに49インチの湾曲モニター、それを強調させるための背面のパネルを配置し、インパクトを出しています。
― PCデスクはこちら既製品でしょうか?自作でしょうか?
デスクは天板と足をそれぞれ別で購入して自分で組み立てたものです。天板はフリーカットの集成材を注文し、ワトコオイルで塗装することでいい感じの質感を出しています。ちなみにサイズは2000×700mmです。足はIKEAのALEXとオディリスを使用しています。
― ご自身で手配した木材と、IKEAの足を組み合わせるのは難しいものでしょうか?
天板とイケアの足の組み合わせは、木ネジで止めるだけなのでとても簡単でした!おすすめです。
最後にお部屋全体についておうかがいします!
6畳のワンルームにお住いのtacosmanさん。写真を見た限り、かなり特徴的なお部屋の形状をしていますが、それをうまく生かしたレイアウトになっています。 |
― PCデスクが設置されている場所が非常に特徴的ですが、これはお部屋のどのエリアになるのでしょうか?
現在ロフト付きのワンルームなのですが、ロフトからデスクのある方に沿って斜めの天井になっているため、画像にあるように天井がとても低くなっています。
右手に大きな窓があり、直ぐ側にベッド、そしてデスクを配置しているといった感じです。デスクの幅が大きいため部屋の長辺に当たる現在の場所に配置せざるを得ないという点もあります、、、、
― 壁面の湾曲モニターのサイズと、どのように取り付けているかを教えてください。
モニターはPHILIPSの49インチの湾曲モニター(499P9H1/11)を使用しています。よくモニター二枚並べれば良いのでは?と言われていますが、真ん中にベゼルが無いだけで没入感が圧倒的に違います。しかし、そのためだけにに10万円はやっぱり高い、、、、、
取り付け方についてはよく質問があるのですが、モニターの奥が出窓になっていて、そこにディアウォールを使って柱を設置し、それをもとにモニターと背面のパネルを設置しています。パネルはアクセントを付ける他に出窓を隠す役割も果たしています。昔からモニターは壁掛けで使っていたので、ここは絶対に譲れないポイントです。宙に浮いている感じがたまりません。
このモニターの後ろは出窓になっていたのですね!出窓をうまく活用して、壁掛けモニターを実装するモニタアームや目隠し用の壁を設置することで、インパクトがあり、かつ無駄な配線や空間も発生しないモニター設置が可能になっています。 |
湾曲モニターの設置に出窓が活用されていたのは驚きですね!パネルがインテリアと合わせて、目隠しの機能もあったのですね。また、ITXのケースにハードチューブの本格水冷を実装されていたのも驚きです。スペースが限られた小型PCケースでも、きっちり寸法を測ることで、苦労はついてきますが、水冷が導入できるという好例ですね!
シンプルさは、いろいろなものを工夫して見えなくする、ということで実現できるのが、tacosmanさんのお部屋に現れていると思います。
tacosmanさん、ありがとうございました!
Digital DIYer