PCデスク晒しちゃってる方に突撃インタビュー!2021 あなたのこだわり語っちゃってください!第19弾!
昨年末開催された、
『Ultimate PC デスク グランプリ 2020 ~究極のPC環境No.1決定戦~ 』
このグランプリで見事受賞された方々で、これまで取材を行っていなかった方に取材のお声がけをさせていただきました!
今回は、DIY Style賞を受賞し、かつ取材のご承諾をいただいた“北村圭”(@Kitamulabo)さんにお話をお伺いしました。
お部屋を見た瞬間、「あ、ここから何かしら手作りのモノがうまれそう!」といった印象をうけますね!棚に置かれた機材や機械の箱類がそうされるのでしょうか?天井からのスポットライトも楽し気な雰囲気を出しています。
PCはデスクの片隅に置かれていますが……なんとここにDIYが凝縮していました!ケースの自作は必見です。
北村圭さんがお使いのPCスペックは以下の通りです。
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
CPUクーラー | Noctua NH-C14S |
マザーボード | ASRock B550M Pro4 |
メモリ | Team ELITE U-DIMM DDR4-3200 16GB ×4枚 |
ストレージ1 | M.2 SSD(PCI-E Gen.4)1TB |
ストレージ2 | M.2 SSD(PCI-E Gen.3)2TB |
グラフィックカード | NVIDIA Geforce RTX 2060 super FE |
無線LAN | M.2カード(Wi-Fi 6+Bluetooth 5.0)+ノートPC用内蔵アンテナ |
電源 | ENHANCE ENP-7660B(FlexATX600W プラグインカスタム品) |
PCのサイズ | W133×D275×H275mm |
・PCの用途を教えていただけますでしょうか?
建築系CAD(2D、3D)・ビジュアライゼーション
Microsoft Office系(主にExcel)
AdobeCC系 写真のRAW現像、動画編集等
ホームページ作成
3年ぐらい前までSimCityとかCitiesSkylinesのような都市開発ゲームをやってましたが、子供が出来てからインストールすらしてないですね・・・
・この度は受賞おめでとうございます。オリジナルPCケースとのことで、デザインや大きさ、材質など、どのように決められていかれましたでしょうか?
4年前、広島に出来たカインズ工房にレーザー加工機があるのを見つけてから、アクリルが加工できると思い、作ってみました。今回で2回目です。
アクリルは木材より固く、金属より加工がしやすいので、PCケースにも使いやすいと思います。また塗装しなくてもカラーが豊富で、透明や半透明が使用できるのも面白い素材です。今回は、切り出したアクリル板をスペーサーをかまして重ね、四方で排熱ができるようなデザインにしました。ランダムな配色の面白を出すため、6種類のカラーと3種類の厚みを組み合わせています。
大きさは必要なスペックに対して出来るだけコンパクトに納まるよう、ギリギリまで寸法を詰めました。奥行きと高さはMicroATXマザーに合わせ、幅はグラフィックボードぴったり。グラフィックボードとNoctuaのヒートシンクの高さが5mm違ったので、その差を側面のアクリル板で吸収しています。
・オリジナルケースの詳細写真を拝見いたしましたが、非常に緻密なつくりでびっくりしました!こちらですが、実際の制作時間はどのくらいかかりましたでしょうか?
製作期間は設計で1ヶ月、制作で1ヶ月ぐらいですかね。
レーザー加工機でアクリル板を切り出す作業自体は半日ぐらいなんですが、それも失敗したらアクリル板追加注文したりで時間かかっちゃいました。
組み立てに手間がかかり過ぎるのも時間がかかった原因の一つです。詳しくは自身のHPにまとめてますので、ご興味有りましたら御覧ください。
・側面のUSBやメモリカード類のインターフェイス部分も面白いですね!こちら、どのような製品をどのように取り付けているかを教えてください!
インターフェイス部分はMacのモニター下に固定するタイプのUSBハブです。アクリル板の間に挟んで固定しています。
・それぞれが異なる色を出しているLED電球が面白いですね!
こちら、どのようにコントロールしているかを簡単で結構ですので教えていただけますでしょうか?
Philips のHueっていうスマート電球シリーズを使用しています。Bluetoothでスマホからフルカラーで調色、調光をコントロール出来ます。グループやプリセットも可能なので気分や雰囲気に合わせて変えることが可能です。普段は写真の現像とかもあるので昼白色1色ですが、オンライン会議の時にカラフルにすると超目立ちます。ちなみにデスク奥や棚の間接照明も同じシリーズのものです。
・普段使いするものがうまく棚に収納され、かつ見せる収納にもなっていますが、そのコツを教えていただけますでしょうか?
見せたいもの・見たいものを表に、見せたくないものは隠す、いらないものはすぐ捨てるという原則ですが、この無印良品のユニットシェルフなら組み換えできるので、賃貸マンションでも部屋に合わせて使いやすくできます。同じく無印良品のファイルボックスや小物用のトレーも大きさとデザインが統一されていて合わせやすいですよ。デスクも無印良品のものなんで木目も揃っています。
約8.5㎡のお部屋をPC作業部屋にされている北村圭さん。シェルフを天井いっぱいまで使うことで、空間活用ができますね!また、ブラインドとその向かって左が有孔ボードになっていて、こちらもクリップなどを使ってディスプレイが容易になっています。 |
自作PCケースがとてもおしゃれで、かつかなり緻密な構造になっていたのには驚きですね!アクリル板をただ1枚組み合わせるのではなく、いろいろな色を使い、それをスペーサーを使うことで、風のとおりもよく、かつワンポイントカラーにセンスを感じるPCケースができあがるのですね!採寸が大変そうですが、普通の自作にちょっとマンネリ感が出てしまった方には、PCケースの自作、おすすめかもしれません。
北村圭さん、ありがとうございました。
※PCのスペックやデスクの写真、間取り図などは、取材時点のものになります。